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100μm程度の錆なら毎時1㎡、250μm程度の塗膜なら毎時2㎡程度除去可能

トヨコー 世界最高峰の出力5.4kWを誇る高出力サビ取りレーザー施工装置「CoolLaser® G19-6000」を販売開始

公開日:2023.02.15

 トヨコーは14日、レーザークリーニング分野では世界最高峰の出力5.4kWを誇る高出力サビ取りレーザー施工装置「CoolLaser® G19-6000」シリーズの一般販売を開始した。同装置は錆や塗膜をブラストと同等(Sa2.5)以上に除去でき、最大出力5.4kWを実現することで、100μm程度の錆なら毎時1㎡、250μm程度の塗膜なら毎時2㎡程度除去できることが特徴だ。


CoolLaser® G19-6000のスタイリッシュなレーザーヘッド

同製品の動画リンク

 錆の原因となる塩分について、規格値である50mg/m2以下に乾式で除去することが可能で、鋼道路橋防食便覧で推奨される80μmRzJIS以下の適度な表面粗度も得られる。塗膜除去、水洗い、素地調整が同装置1台でできることから、再劣化の原因となる塩分の再付着、戻り錆の発生を抑制するとともに、速やかに次工程の塗装に移れるため、大きな工程メリットも得ることができる。


施工前、施工中、施工後の鋼材表面状況

塗膜および錆に対するレーザーブラスト施工状況

塩分除去例

 レーザー処理のため、施工時に発生する廃棄物は除去対象物に限られる。レーザーヘッド先端部に取り付けた集塵ホースからその廃棄物である粉塵を瞬時に吸引するため、クリーンな作業環境を実現するとともに環境面でも優れたものとなっている。
 同社では、「従来のブラスト施工は、どうしても3K(キツい、汚い、危険)な現場となりがちであったが、レーザーブラストではそうした現場を3C(Cool、Clean、Creative)に変えることができ、新たな担い手の確保にも貢献することができる」としている。


製品の特長および製品構成

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