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舗装工事約16万9千平方㍍、伸縮継手交換160レーンなど対策

阪神高速道路 3号神戸線リフレッシュ工事

公開日:2015.06.16

 阪神高速道路は5月26日午前4時~6月3日午前6時の間、3号神戸線の深江~武庫川間9.5㌔区間を全面通行止めしてフレッシュアップ工事を進めている。平成20年度から計画的に行っている3号神戸線フレッシュアップ工事の一環で、今回の工事を持って阪神・淡路大震災で一時不通となった武庫川以西については一区切りとなる。施工数量は舗装補修工事が約169,000平方㍍、伸縮継手交換工事が約160レーン、床版連結工事が8レーン、その他案内標識板や道路情報板の取替、交通安全対策、構造物点検、その他簡易補修工事など。延べ作業人員は約1万人、延べ作業車両台数は約6,000台に達する予定。施工は24時間を3班体制(1班8時間交代)で管理する阪神高速道路側も2班体制で臨み、毎日17時には工程会議を開き、進捗に合わせて綿密に変更を加え、工事が遅滞なく進むよう必要な手を打った。主な工事の元請は舗装がNIPPO鹿島道路、世紀東急工業、大成ロテック、伸縮装置取り替え及び床版連結工事がスバル興業、構造物点検及び簡易補修工事が阪神高速技術。工事費用は約21億円。
 同路線の交通台数は1日平均9.8万台に達し、その約2割を大型車が占める。また、同区間は阪神・淡路大震災の直後にいち早く舗装を高機能化した路線であるが、その後舗装の全面的な打ち替えは行われておらず、経年劣化によるポットホールやひび割れ、わだち掘れなど舗装やジョイントなどに傷みが生じている箇所もあった。


舗装の撤去

 同社は舗装の損傷を最大わだち掘れ量(㍉)と累計ひび割率(%)で定め、最大わだち掘れ量では10ミリ以上、累計ひび割れ率では5%以上をBランクとし、その全量が打ち替え対象となる。今回の区間ではBランク以上が94%にのぼり、そのうち重篤なAランクが9%に達していた。そのため今回は区間内の実に94%を占める部分で舗装を打ち替えた。


阪神高速道路の舗装判定基準

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