首都高速道路 板橋JCT~熊野町JCT間改良工事
ダブルデッキを上下層とも拡幅、サンドイッチ工法を採用
騒音対策
遮音壁を既設よりも1㍍程度かさ上げするとともに、拡幅部にも裏面吸音板を施工する。高欄部の剥落防止工も施工する。
騒音対策
基礎杭打設は7~8㍍の空頭制限
作業の現況
作業は山手通り(片側3車線)のうち1車線を常設作業帯として使用しているが、作業完了後は再び3車線に戻す。施工ヤードの幅は16㍍程度。
新設フーチングの基礎杭は場所打ち杭により施工する。杭長は30㍍程度である。その一方で桁下の空頭が7~8㍍ぐらいに制限されており、桁下には裏面吸音板も設置しているデリケートな現場であるため、場所打ち杭の鉄筋かごを4㍍程度の長さに分割しグラウト式の機械継手によりつなぐ形で施工した。
7~8㍍の空頭制限下での施工
基礎の施工手順は①鋼矢板打設、②場所打ち杭の打設、③フーチング1リフト目の打設、④鋼製格子部材の設置、⑤フーチング2リフト目の打設――という順番で施工される。16基(P12~P27)ある橋脚のうちP14を除いて場所打杭の施工は完了している。また③まで完了しているのが1基、④まで完了しているのが1基、⑤まで完了しているのが2基となっている。
工事進捗状況
また、P12及びP27は既設鋼製橋脚を補強し、RCフーチングを拡幅し、P13~P23 のようなサンドイッチ工法を使わない。P24~P26は土被りが十分あるため、既設のフーチングの上に従来通りアンカーフレーム方式によりRCの新設フーチングを施工する。また、同箇所はラケット式橋脚を一体化しない。
元請は大林組・JFEエンジニアリング・横河ブリッジJV。