『橋梁構造物のクラック補修工』
④アバット連載
橋梁構造物のクラック補修工
橋梁クラック注入補修(第4回)の最終回です。この回も、コンクリートアバットと石組アバットをあわせて記していく。最も難しい補修箇所と思っておりますので、読後のご意見や提案、または研究課題等、お寄せいただけたら幸いである。穿孔機:ロングビットドリル®(LBD®)は水循環による穿孔工法で、刃にあたる部分はダイヤモンドビットで構成される。
詳細ページへ③橋脚連載
橋梁構造物のクラック補修工
国土交通省が定めた5年ごとの近接目視点検が必要な2m以上の橋梁は、国内に約73万橋もあり、来年度からはこれの3巡目が始まります。そのなかで、一番目を引く不具合箇所のトップに来るのが橋梁床版であろうと予想されます。この床版クラック調査工法の紹介は、月次で「投稿1.クラック補修材料の紹介」、「投稿2.床版の注入補修工法」、今回の「投稿3.橋脚の注入補修工法」、「投稿4.アバットの注入補修…
詳細ページへ②橋梁床版のクラック注入連載
橋梁構造物のクラック補修工
近年、NEXCO3社は高速道路リニューアルプロジェクトとして、橋梁の床版取り換え工事を精力的に進めています。これは思い返せば2007年8月にアメリカミネアポリスのトラス橋崩落し、同年国内では6月に木曽川大橋の鋼トラス斜材破断事故が、8月には本荘大橋鋼トラス橋の斜材が歩道コンクリートを貫通した部位で腐食により破断しました。そして、2012年12月に笹子トンネルで天井に敷設したコンクリート板が約130…
詳細ページへ① セメント系注入材の材料特性連載
橋梁構造物のクラック補修工
コンクリート構造物は世界的にも社会基盤を構成する多くの重要構造物に採用されており、国内においてもその例外ではない。長期供用性の要求性能が高く、その機能、安全性の担保、健全性を如何に維持させるかが命題となっています。一方で、社会インフラ、(道路、橋、トンネル、ダム、空港、港湾、上下水道施設など)の多くは高度経済成長期に集中的に建設され、今後の、急速な老朽化の進行といった背景があ…
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