『まちづくりの橋梁デザイン』
Vol.5 地域価値を高める橋を構想する―設計条件を考える(中)連載
まちづくりの橋梁デザイン
はじめに今回もご覧いただきありがとうございます。前回は「設計条件」のうち「自ら設定する条件」として、「空間の履歴」と、「場所の風景」として「風景の主役」を取り上げました。今回は、「場所の風景」の続きとして「風景のスケール」を、そして「人の活動」、「経済性」について考えていきたいと思います。図-1橋梁設計における外から与えられる条件と自ら設定する条件ガンター橋における風景のスケー…
詳細ページへVol.4 地域価値を高める橋を構想する―設計条件を考える(上)連載
まちづくりの橋梁デザイン
はじめに今回もご覧いただきありがとうございます。前回までは、「あらためて橋の目的を考える」と題し、「渡る」以外の橋の目的として10の例を挙げて、実際の橋とともに紹介してきました。その狙いは、橋の持つさまざまな可能性を広げることにありました。今回の原稿を書くにあたり、ふと思い立って道路橋示方書(共通編)を開き「1.3設計の理念」を見てみると、橋梁設計で考慮すべき最初の事項が、「使用目…
詳細ページへVol.3 あらためて橋の目的を考える(下)連載
まちづくりの橋梁デザイン
残暑お見舞い申し上げます。今回もご覧いただきありがとうございます。これまで「渡る以外の橋の目的」として、1)場所の印象づけ(意味づけ)、2)滞留できる広場空間、3)商業空間、4)洪水との共生、5)回遊性の向上、6)地場材の活用、7)文化の継承や創造について取り上げました。今回は、8)カーボンニュートラルへの貢献、9)人々の物語を紡ぐ、10)地域自治のきっかけについて、事例とともに考えてい…
詳細ページへVol.2 あらためて橋の目的を考える(中)連載
まちづくりの橋梁デザイン
前回の掲載後に、多くの方から温かいコメントをいただきました。あらためてお礼を申し上げます。前回は、「渡る以外の橋の目的」として、1)場所の印象づけ(意味づけ)、2)滞留できる広場空間、3)商業空間について実際の事例とともに取り上げました。今回はその続きで、4)洪水との共生、5)回遊性の向上、6)地場材の活用、7)文化の継承や創造について考えていきたいと思います。4)洪水との共生災害を…
詳細ページへVol.1 あらためて橋の目的を考える(上)連載
まちづくりの橋梁デザイン
『鉄道高架橋デザイン(土木学会景観デザイン委員会鉄道橋小委員会著)』の出版インタビューが縁で、橋梁デザインについて連載することになりました。元来、筆が遅く、月に一度という約束を守れるのか、はなはだ不安ですが、(できるだけ)息抜きになるような軽い読み物をお届けできればと思います。連載のタイトルは、「まちづくりの橋梁デザイン」です。近年世界中で、質の高い公共空間により都市再生を目…
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