『耐震補強』
NEXCO3社と本四高速 大規模地震発生確率26%以上エリアの2030年度末までの地震時のミッシングリンク解消を目指す業界ニュース
高速道路における耐震補強対策の効率的な進め方に関する検討委員会を開催
NEXCO3社(西、中、東)と本四高速は、13日、高速道路における耐震補強対策の効率的な進め方に関する検討委員会(委員長=大町達夫東京工業大学名誉教授、写真)の初会合を開催した。同委員会は、高速道路4社が保有する橋梁17,605橋のうち、未だ77%に留まっている耐震性能2の確保をより効率的に進めるための検討を行うもの。耐震性能2未確保の橋梁は4,005橋(2022年度末)あり、これを確保するために、①耐震補…
詳細ページへ維持管理の黎明期に創業して令和5年10月14日に創立50周年インタビュー
ケミカル工事50周年記念 國川 正勝社長インタビュー
ケミカル工事は今年10月14日に創立から50周年を迎えた。橋脚の補強や床版の補修補強、トンネルの補修補強などコンクリート構造物を中心とした道路や鉄道の社会インフラを守る会社として大きく認知されている同社が、創立からどのように歩んで今日の地位を占めるに至ったのか、國川正勝社長に話を聞いた。
詳細ページへ凍結防止剤・飛来塩分、富山ではASRインタビュー
NEXCO中日本金沢支社 北陸道の塩害・ASRへの対応に苦慮
中日本高速道路金沢支社が管理する高速道路、とりわけ北陸自動車道は、北陸ならではの厳しい環境にさらされている。海岸縁を走る区間は冬季を中心に厳しい飛来塩分にさらされ、その他の区間は凍結防止剤に含まれる塩分に起因した塩害の影響を受ける。また、富山管内においては骨材起因によるASRが発生し、今なお劣化が進むコンクリート構造物も有している。そうした話題を中心に、大規模更新・大規模修繕、耐…
詳細ページへ2032年には供用後半世紀を経る路線が全体の5割に達するインタビュー
NEXCO中日本 中井 俊雄 保全企画本部長インタビュー
中日本高速道路は、2023年度期首で2,183kmの高速道路を管理している。開通後の経過年数が50年以上の路線延長は約1/4におよび、東名・名神の全線、中央道の調布~河口湖、東名阪道の桑名~亀山などがある。また、40年以上を超える路線延長は5割を超え、2032年度には半分以上が開通後50年を迎えることになる。損傷は疲労によるものもあれば凍結防止剤による塩害由来のものもある。また富山県域ではアルカリシリ…
詳細ページへ中京圏におけるリニューアル工事が本格化インタビュー
NEXCO中日本名古屋支社 大規模更新、耐震補強が進捗
中日本高速道路名古屋支社は延長947kmを管理している。2021年5月には名古屋第二環状自動車道西南部が開通したことによって橋梁延長が増え、259kmと延長に占める橋梁比は27.3%に達している。管理橋梁数は2,207橋、管理トンネル数は205チューブに達している。また供用中橋梁で40年以上を経過している数は940橋と全橋の約4割に達している。大規模更新も中央道、東名阪道、名神などで床版取替を主とした工事を進…
詳細ページへ歩道部拡幅はFRP床版を採用、車道部の既設RC床版も打替え現場を巡る
国道33号ケヤキ谷橋 鋼単純合成箱桁にアーチ形状の補剛桁を設置して2径間化する補強を採用
国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所は、国道33号の高知県高岡郡越知町越知丙~同町越知乙の仁淀川支流青潰谷川を渡河する箇所に架かるケヤキ谷橋について既設橋の補強および拡幅を行う事業を進めている。橋桁の補強に当たっては、同橋の桁下クリアランスの高さや地盤条件などを考慮して、アーチ形状の補剛桁(鋼製)を設置し、現在単純構造である同橋を2径間化する補強を施す予定だ。その設計及び施工方…
詳細ページへ軽量骨材を用いたHSLスラブを採用現場を巡る
兵庫県道路公社 播但道市川大橋で床版取替を実施中
兵庫県道路公社は播但連絡道路の市川大橋(架橋地:兵庫県姫路市の市川渡河部付近)の一部で床版取替などを中心とした老朽化対策工事を進めている。播但連絡道路は、兵庫県の播磨地域と但馬地域(姫路市~朝来市和田山)間を結ぶ延長65.1kmの自動車専用道路である。市川大橋はその砥堀ICの上下線ランプに位置しており、今回床版取替を行う部分(市川大橋第5・第6橋)は、市川渡河部に架かる橋長222.5mの鋼2+3…
詳細ページへ地震時の段差発生を最小限に抑え、緊急輸送道路としての機能を確保現場を巡る
ジャパンコンステック ボックスカルバートと盛土部の継目に可撓性踏掛版が採用
山形県が事業を進める主要地方道山形山寺線の天童市大字荒谷地内の下を走る道路との交差箇所直上に建設されている支間長13.5mのボックスカルバートと、前後の盛り土部の継ぎ目にジャパンコンステックの可撓性踏掛版が使われている。地震時の段差発生を最小限に抑え、緊急輸送道路として使用できなくなることを未然に防ぐことが狙いだ。施工箇所を下から望む(井手迫瑞樹撮影、以下同)可撓性踏掛版は両継ぎ目…
詳細ページへ雉子橋 景観・耐震・塩害対策を施す現場を巡る
千代田区 お茶の水橋、後楽橋、雉子橋の歴史的橋梁を補修補強③
千代田区は、神田川渡河部に架かるお茶の水橋と後楽橋、日本橋川渡河部に架かる雉子橋の補修補強を進めている。いずれも関東大震災後の復興に伴い架けられた橋梁で、昭和40年に東京都から千代田区に移管されたものだ。お茶の水橋は既に耐震補強を終え、床版の補修などを行っている。また、後楽橋は、鋼材の補修や変形部材の取替の他、塗装の塗替え、歩道床版の勾配を緩和するための床版の取替を行う。雉子橋…
詳細ページへ後楽橋 イベント時は、一時的に最大10,000人以上が利用現場を巡る
千代田区 お茶の水橋、後楽橋、雉子橋の歴史的橋梁を補修補強②
千代田区は、神田川渡河部に架かるお茶の水橋と後楽橋、日本橋川渡河部に架かる雉子橋の補修補強を進めている。いずれも関東大震災後の復興に伴い架けられた橋梁で、昭和40年に東京都から千代田区に移管されたものだ。お茶の水橋は既に耐震補強を終え、床版の補修などを行っている。また、後楽橋は、鋼材の補修や変形部材の取替の他、塗装の塗替え、歩道床版の勾配を緩和するための床版の取替を行う。雉子橋…
詳細ページへお茶の水橋 ただ補修補強するだけでなく、建設当時の景観に戻す現場を巡る
千代田区 お茶の水橋、後楽橋、雉子橋の歴史的橋梁を補修補強①
千代田区は、神田川渡河部に架かるお茶の水橋と後楽橋、日本橋川渡河部に架かる雉子橋の補修補強を進めている。いずれも関東大震災後の復興に伴い架けられた橋梁で、昭和40年に東京都から千代田区に移管されたものだ。お茶の水橋は既に耐震補強を終え、床版の補修などを行っている。また、後楽橋は、鋼材の補修や変形部材の取替の他、塗装の塗替え、歩道床版の勾配を緩和するための床版の取替を行う。雉子橋…
詳細ページへ橋長61.2mの鋼単純上路式トラス橋現場を巡る
岩手県 国道395号猿越橋を制震・免震的に耐震補強
岩手県県北広域振興局土木部二戸土木センターがリニューアル工事を進めている国道395号猿越橋は、耐震補強および床版取替工事を進めている。同橋は岩手県九戸郡軽米町の猿越峠付近に、昭和39年道路橋設計示方書に拠り1972年に供用された橋長61.2m、幅員7.5m(有効幅員6.5m)の鋼単純上路式トラス橋(非合成)である。下部工は重力式橋台で直接基礎を採用している。長年にわたる凍結防止剤散布に伴う塩害、ASR…
詳細ページへ免震支承への取替により上部構造と橋脚の補強対策を最小限に現場を巡る
NEXCO西日本 山陽道旭川橋で耐震補強工事を実施
NEXCO西日本中国支社は、山陽自動車道の山陽IC~岡山IC間に架かる旭川橋(上下線)で進めていた耐震補強工事をほぼ完了した。同橋は側径間が単純合成鈑桁橋、中央径間が鋼3径間連続上路トラス橋(247.2m)で、耐震性能照査により支承の耐力不足やトラス部材の応力超過、RC橋脚の耐力不足などが明らかになったことから、免震支承への取替え、トラス部材当て板補強などの耐震補強工事を実施した。耐震補強事業…
詳細ページへ制震・免震的な補強を選択、塗膜除去および素地調整は循環式エコクリーンブラストを採用現場を巡る
NEXCO西日本 中国道千種川橋で耐震補強と塗装塗替えが進捗
西日本高速道路関西支社が大規模更新を進めている中国道千種川橋は、床版の取替などを完了し、上部工の耐震補強および塗装の塗替えを行っている。同橋は1975年10月に供用された橋長上り線210.1m(下り線191.6m)の鋼2径間連続上路式トラス橋+単純合成鈑桁橋であり、供用から45年が経過している。依拠した設計示方書は昭和47年道路橋示方書でありH24道示に基づく耐震性能を照査した結果、①橋軸方向の移動量超…
詳細ページへ落橋防止機能付き粘性ダンパーとダイス・ロッド式摩擦ダンパーを設置現場を巡る
首都高速道路 11号台場線 ロッキング橋脚を有する橋梁の耐震補強工事
首都高速道路は、1号羽田線と11号台場線の分合流区間である浜崎橋JCT~芝浦JCT間にある11号台場線の橋梁のロッキング橋脚に対する耐震補強工事を実施している。同工事では、ロッキング橋脚の転倒防止対策以外に、日本初となる落橋防止機能付き流動抵抗型粘性ダンパーとダイス・ロッド式摩擦ダンパーの設置や支承交換などを行っている。狭隘な現場に加え、高架下の街路ではインフラ関係の工事が輻輳しているた…
詳細ページへ上部工の変位を抑え、ロッキングピアの回転角を抑制現場を巡る
首都高速道路 ロッキングピアを有する赤羽橋の耐震補強
首都高速道路は、昨年度末、都心環状線の一ノ橋JCT~浜崎橋JCT間にある浜崎橋付近と赤羽橋付近のロッキングピアに対する耐震補強を完了した。いずれも高速上は交通量が多く、高架下は鉄道や河川が近接するうえに狭小なヤードしかなく、通常の巻き立て補強は実施できないことから、難易度の高い施工となった。今回は赤羽橋付近の対策についてレポートする。(井手迫瑞樹)赤羽橋付近の当該橋梁は、昭和39年に…
詳細ページへ狭く、何種類ものインフラが交錯する現場現場を巡る
首都高速道路 浜崎橋 橋脚を新設してロッキングピアの耐震補強に対応
首都高速道路は、昨年度末、都心環状線の一ノ橋JCT~浜崎橋JCT間にある浜崎橋付近と赤羽橋付近のロッキングピアに対する耐震補強を完了した。いずれも高速上は交通量が多く、高架下は鉄道や河川が近接するうえに狭小なヤードしかなく、通常の巻き立て補強は実施できないことから、難易度の高い施工となった。その内容について2回に分けてレポートする。(井手迫瑞樹)ロッキングピア東海道新幹線を支える2基…
詳細ページへ道示波に基づいて耐震性能を把握、対策を立案現場を巡る
大阪府 田尻スカイブリッジの大規模耐震補強が最盛期
大阪府岸和田土木事務所は、泉南郡田尻町の臨海部に供用している斜張橋である田尻スカイブリッジ(橋長572m)の橋脚、主塔及び主桁の耐震補強を進めている。とりわけ主径間であるP5~P7は田尻漁港と田尻マリーナの船が往来し、かつP5橋脚付近には釣り堀があるため、施工には細心の注意が必要だ。同耐震補強の設計と斜張橋部(P5~P7)の施工についてレポートをまとめた。(井手迫瑞樹)主塔は途中で横梁一本…
詳細ページへ「せん断パネル型制震ストッパー」~鋼材を用いたシンプルで高性能な制震ダンパー~
工法・材料ライブラリー①高性能な制震ダンパー・鋼材を用いたダンパーであり、せん断パネルに低降伏点鋼を使用。レベル2地震時にせん断パネル降伏により地震エネルギーを吸収。②下部工の地震力、上部工の移動量の低減・支承周辺に設置し、下部工の地震力低減により下部工耐震補強量の低減、上部工の移動量の低減により既設橋梁の遊間をそのまま活用可。③高品質・設計地震力に対応した標準品から選定。実験で確認された安定した性能…
続きを読む「すべリッチ」~既設支承の取替え不要で、安価に固定支承を可動化、橋梁の耐震化に寄与~
工法・材料ライブラリー①健全な既設支承を活用し、固定支承を可動化・既設支承が健全であれば常時の機能は問題無いものが多く、橋梁耐震化において高コストな支承取替より安価な「すべリッチ」による支承の改造により、既設支承を活用した固定支承の可動化による耐震補強が可能。②耐震補強のコスト縮減が可能・既設支承の改造(上沓上面にすべり面を設置)により、既設支承の機能を活用しながら橋梁耐震化が可能。③固定支承の可動化…
続きを読む「シェイプアップブレースBr」~地震から「橋」を守る。低降伏点鋼を使用した履歴型ダンパー~
工法・材料ライブラリー①高品質・エネルギー吸収を図る軸部材は、圧縮、引張の正負交番荷重に対して、同剛性・同耐力でのエネルギー吸収が図れる。②高いコストパフォーマンス・本体の主要部材が一般鋼材で構成され、製作も容易で、経済的な耐震補強の実現。③高い防錆性能・軸部材に亜鉛アルミ溶射を適用可能なため、長期防錆性能の確保が可能(軸部材の塗替え不要)。④高いハンドリング性能(施工性)・軽量型で既設橋梁への負担が…
続きを読む「SBBR最大変位計」~地震後の緊急輸送路確保に貢献~
工法・材料ライブラリー①視認性に優れ、遠方から安全に目視点検を実現、地震後の橋梁の点検・調査を安全かつ迅速に実施可能・識別しやすい色として信号機の配色を応用し、緑色が正常範囲、黄色が許容変位、赤色が限界変位で色分けされ、変位計の針の位置がこの色のどの位置に移動したかにより、部材(座屈拘束ブレース)の最大変位量がどの程度かを瞬時に、かつ遠方から安全に判定でき、橋梁の安全性判定が可能。②無電源で動作可能…
続きを読む阪神大震災の直後、1995年3月に供用 現場を巡る
神戸市 白水橋の耐震補強がほぼ完了
神戸市建設局西建設事務所は、所管する白水橋の耐震補強をほぼ完了した。同橋は県道21号の神戸市西区伊川谷町の伊川にかかる橋長52.1mの2径間連続非合成鈑桁橋だ。下部工はA1が重力式橋台、A2が逆T型橋台で、P1が張出式橋脚となっている。橋歴版を見ると1995年3月に供用された。1995年というと1月17日に阪神大震災が起きた、その時期である。下部工は岡野建設工業が構築し、上部工は川崎製鉄が製作架設してい…
詳細ページへ耐震性能2(b)、フレックス工期、若手育成型プロポーザルなど導入現場を巡る
NEXCO中日本名古屋支社 対象橋梁の耐震補強2021年度完成に向け耐震補強設計業務を大幅に簡素化
NEXCO中日本名古屋支社は、1月16日に耐震補強設計業務に関する事業者向け説明会を開催した。同社は、政府の地震調査研究推進本部が公表している「全国地震動予測地図」に基づき、今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が26%以上の地域にある橋梁について、2021年度までの早期の耐震補強完了を目指しているが、同支社内では工事着手前に行わなければならない耐震補強設計業務が、2018年度で27件中11…
詳細ページへダイヤモンドバーおよびハック高力ワンサイドボルトを採用現場を巡る
NEXCO中日本 横浜町田IC「第二跨道橋」のロッキングピア耐震補強現場レポート
国道16号と東名高速道路が連結する交通の要所NEXCO各社ではロッキングピアを有する橋梁の耐震補強を早期に完了すべく対策を進めている。同ピアを有する橋梁は熊本地震において落橋する災害に見舞われ、その補強が急務であるが、高速道路、交通量の多い国・県道を跨ぐ古い本線・ランプ橋に採用されており、実際の工事において厳しい条件が課されている。今回はその一例として、NEXCO中日本横浜保全・サービス…
詳細ページへ50度強の斜角、桁下には県道、通学路現場を巡る
NEXCO西日本関西支社 ロッキングピアを有する中国道安倉橋をRC巻立てで耐震補強
西日本高速道路関西支社神戸高速道路事務所は昨年の8月末から、ロッキングピアを有する中国道安倉橋の耐震補強を進めている。安倉橋は中国道が兵庫県道142号線米谷昆陽尼崎線を跨ぐ箇所に架かる高速道路の本線橋で、安倉北交差点の南側に近接している。また、近くには宝塚市立安倉北小学校があり、県道の左右にある歩道はその通学路としても使われているが、それを一時的に規制する必要がある。こうしたこと…
詳細ページへ橋脚と地下通路とのクリアランスが300mmしかない現場で採用現場を巡る
兵庫県 名月陸橋耐震補強にピア-リフレ(曲げ補強タイプ)を初適用
兵庫県西宮土木事務所が所管する名月陸橋耐震補修工事の橋脚補強工事で、地下通路内に近接している橋脚(P7、P8)にRC橋脚の圧入鋼板巻立による耐震補強工法「ピア-リフレ工法」を採用している。こうした箇所においては、通常開削によるRC巻立てを行っていたが、現場の橋脚と地下道通路とのクリアランスが約300mmしかなく、地下道通路を一時的にせよ取り壊して耐震補強した後に復旧する案とピア-リフレ工法を…
詳細ページへ広瀬川に架かるシンボリックな3径間連続RCアーチ現場を巡る
仙台市 「大橋」をアラミド繊維や鋼板貼り付けで耐震補強
仙台市は、昨年12月に青葉区大手町の広瀬川に架かる大橋の耐震補強を完了した。昭和13年10月に供用された橋長115.9m、幅員10.7mの3径間連続RCアーチ橋で、供用後初めての耐震補強。中性化や塩害、凍害による経年劣化も目立ち、対症療法としての補修は施していたが、この機会に大規模な補修も合わせて行っている。仙台城の大手門跡につながる同橋の補修補強工事を報告する。(井手迫瑞樹)耐震性能はせん断耐…
詳細ページへ有害物含む塗膜はバイオハクリX-WBを用いて除去現場を巡る
宮城県大河原大橋 歩道拡幅と耐震補強コスト縮減を一石二鳥
宮城県大河原土木事務所は、一般県道大河原高倉線の白石川渡河部に架かる大河原大橋の補修補強を進めている。同橋は昭和34年に架設された橋長176㍍(35.2×5)の橋梁で5径間単純プレストレス合成鈑桁という特殊な形式を有している。平成26年度から耐震補強や塗装塗替え、歩道拡幅を進めている。耐震補強については落橋防止装置や設けるとともに、歩道拡幅部の軽量化を図り、下部工への負担を減らす構造にして…
詳細ページへ京都府の耐震補強工事初 詳細設計付補強工事発注現場を巡る
京都府・山家橋 複雑な形状を有する鋼ランガートラス桁の耐震補強
京都府は綾部市内のJR山家駅に程近い、由良川渡河部に架かる山家橋の耐震補強工事を進めている。同橋は、鋼単純ランガートラスの横桁の上に鈑桁の支承がゲルバーのように載っている(写真)構造。複雑な形式かつ、古い橋梁のため損傷も考慮した耐震解析・補強設計を行う必要があるが、コンサルタントによる(足場を用いた近接目視を伴わない)設計では限界があった。そのため、補修補強を担う専門工事業者に…
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