道路構造物ジャーナルNET

『NEXCO西日本』

NEXCO3社と本四高速 大規模地震発生確率26%以上エリアの2030年度末までの地震時のミッシングリンク解消を目指す業界ニュース

高速道路における耐震補強対策の効率的な進め方に関する検討委員会を開催

 NEXCO3社(西、中、東)と本四高速は、13日、高速道路における耐震補強対策の効率的な進め方に関する検討委員会(委員長=大町達夫東京工業大学名誉教授、写真)の初会合を開催した。同委員会は、高速道路4社が保有する橋梁17,605橋のうち、未だ77%に留まっている耐震性能2の確保をより効率的に進めるための検討を行うもの。耐震性能2未確保の橋梁は4,005橋(2022年度末)あり、これを確保するために、①耐震補…

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縦横目地とも間詰め材に超高強度繊維補強コンクリートを採用現場を巡る

NEXCO西日本 九州縦貫道宝満川橋で3断面に分割して床版取替

 西日本高速道路九州支社は、九州縦貫道鳥栖JCT~久留米IC間の宝満川渡河部にある宝満川橋上下線の大規模リニューアル工事を進めている。同橋は上下線とも1973年に1964年鋼道路橋設計示方書に準じて設計された橋長154.7m、有効幅員14.5mの鋼3径間連続5主鈑桁橋で、支間長はいずれも48.0+57.5+48.0mである。横断勾配は2%、縦断勾配は-0.11%~0.16%、斜角は60°と非常にきつい。また直下の宝満川はH.W.Lが非常に…

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覆工コンクリートの内巻補強工・はく落対策工などを実施現場を巡る

NEXCO西日本 山陽道・尼子山トンネル(下り線)の復旧工事が進む

 NEXCO西日本関西支社は11月15日、9月5日未明に発生した車両火災により損傷した山陽自動車道・尼子山トンネル(下り線)の復旧工事現場を報道陣に公開した。延長592mの同トンネルは播磨JCT~赤穂IC間に位置し、同区間の下り線は通行止めが続く。NEXCO西日本では12月下旬の通行止め解除を目指して、覆工コンクリートの内巻補強工、はく落対策工などを24時間体制で進めている。現場公開概要図(NEXCO西日本提供…

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RC中空床版橋からNYラピッドブリッジに現場を巡る

NEXCO西日本 宝塚ICの国道176号を跨ぐ小浜橋を架替え

 NEXCO西日本関西支社阪神改築事務所は、中国池田IC~宝塚IC間の橋梁更新工事の一環として宝塚ICランプ部に位置する小浜橋(宝塚IC・Iランプ橋(ONランプ)、同・Jランプ橋(OFFランプ))をRC中空床版から鋼桁+合成床版形式の桁(NYラピッドブリッジ®(日鉄エンジニアリング・横河NSエンジニアリング共同開発))に架替える工事を行っている。同橋は供用後約50年を経過しており老朽化が著しいため架替えを行…

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波形鋼板ウェブラーメン箱桁、リブ付き床版構造を採用現場を巡る

NEXCO西日本 新名神大戸川橋ほか2橋の現場が最盛期

 西日本高速道路は、現在、新名神の城陽JCT・IC~大津JCT(仮称)間の新設工事を進めている。その中で、難易度の高い大戸川橋他2橋(PC上部工)工事と吉祥寺川橋他2橋(鋼上部工)工事について、スポットを当てた。今回はそのうち大戸川橋他2橋(PC上部工)工事をレポートする。(井手迫瑞樹)大戸川橋完成イメージパース(NEXCO西日本提供、以下注釈無きは同)

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リベット1本の打設に必要な時間は僅か2分現場を巡る

川田工業 KMリベット工法をNEXCO西日本の実橋で試験施工

 川田工業は、西日本高速道路中国支社管内の椹野川橋リニューアル工事現場で、MKエンジニアリングと共同開発したKMリベット工法を用いた既存リベットの新規リベットによる取替を行う試験施工を実施した。KMリベット工法は高周波誘導加熱法を用いたリベット加熱法とその設備をユニット化したシステムである。リベット1本を1分未満で1,200℃まで加熱することが可能であり、従来のようにコークス炉を常時焚いてお…

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パンタグラフ式ジャッキでたわみ取りを効率化現場を巡る

NEXCO西日本 新名神吉祥寺川橋 P5付近で上下勾配が変わる難易度の高い送り出し

 西日本高速道路は、現在、新名神の城陽JCT・IC~大津JCT(仮称)間の新設工事を進めている。その中で、難易度の高い吉祥寺川橋他2橋(鋼上部工)工事と大戸川橋他2橋(PC上部工)工事について、スポットを当てた。今回はそのうち吉祥寺川橋他2橋(鋼上部工)工事をレポートする。(井手迫瑞樹)

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NEXCO西日本関西支社管内の中国自動車道吹田JCT~中国池田IC橋梁更新工事の約4km区間で採用現場を巡る

栗本鐵工所 点検しやすく維持管理性向上に寄与する遮音壁と施工効率向上が可能な壁高欄定着部構造を展開

 栗本鐵工所は、点検口付き金属製遮音板とPCa壁高欄の定着アンカーボルト部蓋構造を開発し、既にNEXCO西日本関西支社管内の中国自動車道吹田JCT~中国池田IC橋梁更新工事の約4km区間で採用されるなど実績を上げている。前者は点検の省力化、効率化、後者は施工効率向上に着目した製品である。

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継手部に大成建設が開発したHead-barジョイントを採用現場を巡る

NEXCO西日本 九州自動車道思川橋・本名川橋(上り線)を大規模更新

 西日本高速道路九州支社鹿児島高速道路事務所が所管する九州自動車道姶良IC~薩摩吉田IC間に位置する思川橋および本名川橋(いずれも上り線)の床版取替を主とする大規模更新工事が進んでいる。両橋とも1973年12月の供用以来50年が経過しており、床版の疲労損傷に加えて、冬季の凍結防止剤散布に起因する塩害が発生している。加えて建設当時の骨材に十分に脱塩処理されていない海砂を使っていたことからそれ…

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全長304m、面積3,655.2㎡に達する床版取替を実施現場を巡る

NEXCO西日本 沖縄道許田高架橋 最大10%の横断勾配で床版架設機を用いる

 NEXCO西日本九州支社沖縄高速道路事務所は、沖縄自動車道の北端に位置する許田高架橋(上り線)の床版取替工事を実施した。同橋は土工部を挟んで橋梁が分離しており、2023年1月から4月に施工したのは北側(名護側)の橋梁で、橋長304mの全区間、床版取替面積は3,655.2㎡に達した。さらに、曲線橋で最大10%の横断勾配、同2.9%の縦断勾配を有し、国道58号と並走および交差していることから厳しい現場条件のな…

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成合第一高架橋張出架設では超大型移動作業車を採用して通行止め回数を削減インタビュー

NEXCO西日本新名神大阪西事務所 新名神建設の集大成として複数の重要路線を跨ぐ難工事に挑む

 NEXCO西日本関西支社新名神大阪西事務所は、新名神高速道路(以下、新名神)の淀川右岸から高槻JCT・ICまでの延長4.4kmの建設事業を担当している。延長は短いながら、構造物比率は8割を超え、事業量は非常に多い。さらに、高速道路、国道、新幹線、在来線、私鉄といった重要インフラを横過することから、難易度の高い施工となっている。新名神の通行止めを実施しながら進められている成合第一高架橋の張出架…

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シールド発進・到達立坑の総打設量は約13,000㎥に達するインタビュー

NEXCO西日本新名神大阪東事務所 枚方トンネルと淀川橋では周辺環境に配慮して事業を進める

 NEXCO西日本関西支社新名神大阪東事務所は、新名神高速道路(以下、新名神)の八幡京田辺JCT・ICから淀川右岸までの延長6.3kmの建設事業と淀川左岸線延伸部の東側1.1kmの新設工事を担当している。都市部の施工となる延長約3kmの枚方トンネルや歴史的・文化的に重要なヨシの群生地を横過する淀川橋などでは、周辺環境に配慮した施工が求められている。担当事業の状況について、岩村裕輔所長に聞いた。※建設中…

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PCBを含む既設塗膜を除去 クイックデッキ足場を採用現場を巡る

NEXCO西日本 近畿道淀川橋および隣接部で、循環式ブラスト工法を採用し、42,300㎡を塗替え

 西日本高速道路関西支社大阪高速道路事務所が所管する近畿道の淀川橋他2橋で塗替え工事が進められている。淀川橋のうち淀川渡河部を含むP1~AP10間、橋長550mの鋼3+3+3径間連続非合成鈑桁部が今回の塗替え対象であり、その塗替え面積は他2橋(摂津南ON,OFFランプ橋および淀川AP10~大日P1)も含め約42,300㎡(一般部40,700㎡、特殊部1,600㎡)に及ぶ。いずれも既設塗膜はPCBを有しているため、塗膜除去工法お…

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新設床版の耐久性は既設ループと同等かつ、薄層・軽量化現場を巡る

NEXCO西日本 池島川橋床版取替であご付きスイングループ継手を採用

 NEXCO西日本は、宮崎自動車道池島川橋(上り線)の大規模更新工事を進めている。塩害や輪荷重により経年劣化などで損傷が進んでいることから、床版の取替や鋼部材の塗替え等を進めているもの。施工の効率化、床版厚、死荷重の抑制を目的としてプレキャストPC床版の継手にあご付きスイングループ継手を採用している同現場を取材した。(井手迫瑞樹)工事概要(NEXCO西日本提供、以下注釈なきは同)

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橋梁は約80kmで約7千億円、土工・舗装は約878kmで約3千億円が必要業界ニュース

NEXCO3社 更新事業において約1兆円の追加を計画

 NEXCO3社(東・中・西)は、高速道路の更新計画において、新たに約500km(上下線別のべ延長約960km)において約1兆円の概算事業費が必要になると発表した。定期点検及び変状箇所における点検技術の高度化を踏まえた詳細調査の結果、著しい変状が確認されたものが対象。詳細点検やこれまでと異なる損傷が生じている状況を踏まえて「高速道路資産の長期保全および更新のあり方に関する技術検討委員会」(長期保…

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2023新年インタビュー⑤ RC2層式アーチ、長支間の波形鋼板ウェブ橋、100m近いハイピア、難易度の高い6車線化インタビュー

NEXCO西日本新名神大津 持てる技術を総動員して考え、施工する

 NEXCO西日本関西支社新名神大津事務所は、新名神大津JCT(仮称)~城陽JCT・IC間(延長約25km)のうち、滋賀県域の延長12.2kmの建設事業と、甲賀土山IC~大津JCT(仮称)間(延長28.5km)の6車線化事業を担当している。橋梁は新設が8橋(3.6km)、4車線から6車線への拡幅対応をしなければいけない橋梁は27橋(約6.2km)に上る。新設部は波形鋼板ウェブはもちろん、2層アーチ形式の橋梁などもあり、多様性に富…

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宇治田原トンネルは2班増の4班体制で掘削インタビュー

2023年新春インタビュー③ NEXCO西日本 新名神京都 本線工事を全面展開、橋梁上部工工事も進展

 NEXCO西日本関西支社新名神京都事務所は、新名神高速道路大津JCT~城陽JCT・IC間のうち、京都府内の12.9㎞の建設事業と名神高速道路京都南JCTの新設工事、京都縦貫自動車道の料金所設置事業を担当している。新名神の建設事業は6車線化対応や周辺事業との調整などの課題に対処しながら工事が進められている。その現状について松本崇所長に聞いた。※建設中・計画中の構造物、JCT、ICはすべて仮称です。構造物比…

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橋長232.3mのPC4径間連続バランスドアーチ橋現場を巡る

NEXCO西日本愛媛 松山道4車線化において双海橋の上部工が進む

 西日本高速道路四国支社愛媛工事事務所は、松山自動車道4車線化工事を進めているが、そのシンボリックな構造物である双海橋について下部工がほぼ完了し、上部工の架設が進んでいる。同橋は上部工の張出し架設にあたって、アーチ基部(スプリンギング部)の施工の難しさや、アーチリブ作業床を併設した移動式作業車(以降、ワーゲン)により張出し架設を行う点などに特徴がある。そうした点に焦点を当てて、取…

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アクティオと共同 「不安全な行動をするヒト」に着目現場を巡る

西日本高速道路エンジニアリング九州 『eQ危険体感VR』の第2弾4コンテンツを新たに実装

 西日本高速道路エンジニアリング九州は、アクティオと共同で、インフラメンテナンスの点検業務の事故を未然に防ぐため「不安全な行動をするヒト」に着目し、バーチャルリアリティ(以下、「VR」)コンテンツ『eQ危険体感VR』の第2弾として、(感電編)ポンプ取換「ポンプ室」、(墜落編)はしご「電気室」、(墜落編)高所作業「情報板」、(接触事故編)車両「後退」の4コンテンツを実装した。コンテンツの…

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昼夜問わず点検業務が可能に 損傷箇所抽出の的中率が約2倍に向上現場を巡る

NEXCO西日本・西日本高速道路エンジニアリング四国 偏光フィルターを採用した赤外線カメラを実用化

 NEXCO西日本と西日本高速道路エンジニアリング四国は、赤外線カメラを用いてコンクリート構造物の損傷を抽出する「Jシステム」において、偏光フィルターを採用した赤外線カメラを実用化した。現在、四国地方の点検業務で部分的に活用されている。同カメラは地表面などからの熱反射の影響を除去できることから、損傷箇所(浮き・剥離)抽出の的中率*が約2倍向上することと、昼夜問わず赤外線調査が可能になる…

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(一財)災害科学研究所 社会基盤維持管理研究会 11月25日に大阪市のドーンセンター 7階ホールで業界ニュース

「橋梁の維持・更新に関する最新技術」講演会を開催

 (一財)災害科学研究所社会基盤維持管理研究会(松井繁之委員長、右肩写真)は、11月25日13時から大阪市中央区大手前1丁目3番49号のドーンセンター7階ホールで「橋梁の維持・更新に関する最新技術」講演会を開催する。橋梁の長寿命化に向けた現状と最新技術について様々な立場から携わる識者・技術者が講演を行う。新型コロナの影響により4年ぶりの開催となる今回は、各発注者で進む大規模更新が主体となる…

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IHIインフラシステムが現場に最適化した門型床版取替機を設計・運用現場を巡る

NEXCO西日本 中国道川西高架橋 伊丹空港の高さ制限を回避しつつ床版取替

 NEXCO西日本関西支社は中国自動車道中国池田IC~宝塚IC間の大規模更新工事の一つとして、川西高架橋(橋長643m、4径間連結合成鈑桁×7連+2径間連続非合成鈑桁+3径間連続非合成鈑桁)において既設RC床版部のPCaPC床版への取替えを行っている。床版取替については、川西高架橋は特殊な事情を有する。伊丹空港が間近にあるため約24mの高さ制限があり、クレーンでの施工が困難であった。そのため、IHIインフラシス…

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狭隘な架設ヤード 送出し回数は上下線あわせて18回におよぶ現場を巡る

京阪電気鉄道 新名神高速道路 淀川東高架橋 鉄道や府道などを跨ぐ約180mの桁を送出し架設

 京阪電気鉄道は、新名神高速道路の淀川東高架橋のうち、京阪本線や府道などを跨ぐP2~P4径間(上下線)の上部工工事をNEXCO西日本から委託されて進めている。桁は送出しにより架設するが、鉄道の営業時間外の送出し作業と狭隘な架設ヤードという現場条件により、上り線約175.2m(鋼重約1,293.5t)、下り線約180.2m(鋼重約1375.6t)の桁の送出し回数は合計で18回に達する。さらに、鉄道上を上り2%勾配での送…

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市街部橋梁は両側拡幅、トンネルも様々な対策必要インタビュー

NEXCO西日本佐世保工事 佐々IC~佐世保大塔IC間16.9kmを4車線化

 西日本高速道路九州支社佐世保工事事務所は、佐々IC~佐世保大塔IC間16.9kmの4車線化工事を進めている。同区間は、構造物比率が56%と高く、橋梁は5.7km、トンネルも3.6kmに達している。佐世保市街地を通る高速道路高架橋の真下には市民の生活道路であり、昼間交通量が3万台と非常に多い長崎県道11号が走っており、この道路を規制しながらの施工は容易ではない。さらに場所によっては橋脚の梁を両側に広げ、さ…

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大規模更新は切土法面の補強工事など施工中。耐震補強も紫川や遠賀川渡河部などで対策進めるインタビュー

NEXCO西日本北九州高速 関門橋リニューアルが補剛桁を完了し、終盤へ

 NEXCO西日本九州支社北九州高速道路事務所は、高速道路4路線と一般有料道路2路線、合計6路線135.8kmの管理を行っている。その中には関門海峡をつなぐ構造物である関門トンネルと関門橋があり、関門橋については現在リニューアル工事を進めており、補剛桁までが完了し、現在はケーブル補修工を施工中だ。管理対象が本州と九州をつなぐ箇所であるため。維持管理についてはより細心の対応が必要であり、耐震補強…

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検査路は全体で5850m設置、塗替えも最大18,000㎡施工予定現場を巡る

NEXCO西日本九州支社 九州自動車道天降川橋の床版取替完了し、塗替え・検査路設置工事が進む

 西日本高速道路九州支社は、九州自動車道の栗野IC~横川IC間の天降川渡河部(鹿児島県霧島市横川町字中ノ)に位置する天降川橋の大規模更新工事を進めている。メインとなる床版取替工事は既に完了しており、現在は検査路の設置工、塗装塗替え工などを進めている。その現場を取材した。(井手迫瑞樹)

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宝満川橋、許田高架橋などで大規模更新工事も進むインタビュー

NEXCO西日本九州支社 12箇所78kmの4車線化を推進

 西日本高速道路九州支社は、12箇所78kmの4車線化事業及びPAやICの新設事業、さらには大規模更新事業、橋梁の耐震補強など多くの案件を進めている。その内容について詳細を同支社建設・改築事業部長の大久保良和氏に聞いた。(井手迫瑞樹)

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橋梁総延長は約284km、トンネル総延長は179kmインタビュー

NEXCO西日本九州支社 19路線1,095kmを管理

 NEXCO西日本九州支社は、管内で19路線1,095kmを管理している。橋梁総延長は約284km、トンネル総延長も179kmに達する。供用年数30年を超える橋梁は約7割、トンネルは同5割と老朽化も進む中、どのように高速道路の安全・安心を確保していくのか、河北英彦保全サービス事業部長に詳細を聞いた。(井手迫瑞樹)

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橋長398m、床版取替面積は3,772.5㎡におよぶ現場を巡る

NEXCO西日本 中国道・坂原橋 床版取替工事

 NEXCO西日本中国支社では、供用から約40年経過した中国自動車道の戸河内IC~吉和IC間に架かる上萩原橋他8橋の床版取替工事を進めている。工期は、2020年8月から2024年9月までで、2021年度は、橋長が398m(床版取替面積3,772.5㎡)となる坂原橋(下り線)をはじめ、絵堂橋(下り線)、上大井橋(下り線)の施工が完了した。本工事では、床版取替工事を対面通行規制により実施しているが、現場が降雪地域であ…

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SCBR工法、駆動式ワイヤーソー、各種安全対策、長期間を考えた仮設橋脚......現場を巡る

NEXCO西日本 阪和道松島高架橋のRC中空床版桁取替初弾を施工

 NEXCO西日本関西支社和歌山高速道路事務所は、所管する阪和道松島高架橋他9橋の大規模更新に着手している。2019年4月よりオリエンタル白石・IHIインフラ建設JVが同橋を含めた10橋(上下線別カウント)の設計業務、2020年8月より桁および床版取替工を行っているもの。更新工事は中分側、次いで上り線側、さらに下り線側と3分割断面での施工を行う。その最中も、現状と同じ4車線を確保するため、車道幅員を3.5m…

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