道路構造物ジャーナルNET

『阪神高速』

架設桁は撤去が完了、新設桁の地組も始まる現場を巡る

阪神高速 喜連瓜破高架橋下部工の改良作業が進む

 阪神高速道路が進めている14号松原線喜連瓜破高架橋の橋梁更新における既設PC桁の撤去フローが最終盤を迎えている。同橋梁更新事業は、大阪市平野区喜連西から瓜破西間に架かる橋長154mのPC3径間連続有ヒンジラーメン箱桁橋を鋼3径間連続4主鋼床版細幅箱桁橋に架け替えるものである。既に柱頭部を除き、既設PC桁は撤去され、PC桁撤去のため上部に配置していた仮設桁も引戻しを完了し、現在は中央の2橋脚の柱…

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既設鋼製橋脚は地震時水平力だけ負担、RC橋脚梁を伸ばし支点を一体化現場を巡る

阪神高速 阿波座付近の拡幅桁約530m区間を架替え

 阪神高速道路は、16号大阪港線(西行)阿波座JCT~西船場JCT間にある阿波座付近の拡幅桁延長530mを架け替える工事を進めている。同箇所はそもそも1997年に渋滞対策として拡幅して付加車線を設置している箇所である。路下に大阪市が管理する中央大通が走っており、中央大通も本線4車線、副道1車線の大きな通りになっている。拡幅対象となった大阪港線の橋脚は、中央大通の分離帯に立っていたため、当時は建築…

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Hydro-Jet RD工法、UFC床版製作施工も着実に改良、HSPJを初採用現場を巡る

阪神高速神戸線 リニューアル工事の床版取替工で新技術を続々投入

 阪神高速道路は今春(5月19日午前4時~6月7日午前6時)、3号神戸線京橋IC~摩耶IC間約4.2kmの上下線において終日通行止めを行ってのリニューアル工事を行った。同現場では舗装補修を約62,000㎡で行ったほか、床版取替を2箇所(528㎡と198㎡)で行っている。床版補修としては、鋼床版(対象3,768㎡)のうち、亀裂が顕在化している箇所約500㎡でSFRC基層による補強を行った(SFRC補強非対象の鋼床版はグースア…

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スパット台船を利用して桁を安定化 P2~P3間114.79mの架設を完了現場を巡る

阪神高速 淀川左岸線(2期)豊崎入路 一括架設ブロックは合計8本のPC鋼より線を使って吊上げ

 阪神高速道路は、2025年大阪・関西万博に向け建設中の淀川左岸線(2期)豊崎ICのうち豊崎入路等鋼桁工事にて桁架設を進めている。最大支間となるP2~P3間の施工法を中心に記事をまとめた。新淀川大橋に隣接していることや、河川の特徴から従来の台船を繋留しての桁架設は行えず、また、阪神なんば線などの橋梁が下流にあることから桁ブロックの移動を台船では行えず、右岸側ヤードまで全て陸送し、ヤード内で…

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既設桁の撤去は4基の移動作業車と2基の運搬台車を用いて施工現場を巡る

阪神高速14号松原線喜連瓜破高架橋 桁をどのように架け変えるのか

 阪神高速道路は、14号松原線喜連瓜破高架橋の橋梁更新工事を進めている。同橋は大阪市平野区喜連西から瓜破西間に架かる橋長154mのPC3径間連続有ヒンジラーメン箱桁橋である。同橋は昭和53年道路橋示方書に基づいた設計により、1980年に架設されたが、ヒンジ部の垂れ下がりが顕著になっていることから橋梁の架け替えを行っている。同工事は昨年6月から現場工事に着手し、現在は現橋撤去用の仮設桁の架設を完…

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新御堂筋の既設橋脚(新淀川大橋)に極めて接近する位置で施工現場を巡る

阪神高速 淀川左岸線(2期)豊崎IC 豊崎入路淀川渡河部において特殊型枠・支保工ユニットを用いて橋脚梁部のコンクリートを打設

 阪神高速道路は、2025年大阪・関西万博に向け建設中の淀川左岸線(2期)豊崎ICのうち豊崎入路淀川渡河部に位置する、2径間連続鋼床版箱桁橋のP1~P3の橋脚工の施工を完了した。同橋脚は張り出し部が鋼管矢板の外側に伸びる構造であり、隣接する新御堂筋の既設橋脚(新淀川大橋)に極めて接近する位置で施工する必要があり、通常の支保工は設置できない状況にあった。また、施工ヤードも台船上に限られていた…

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内外構造、シャープ化学工業と共同開発 特化則や有機則に非該当な材料を用いたスプレー工法現場を巡る

阪神高速技術 小規模な鉄筋防錆やコンクリート剥落用途に応急補修スプレー剤『ファストコート』を開発

 阪神高速技術と内外構造、シャープ化学工業は、高架橋点検時の小規模な鉄筋防錆やコンクリート剥落用途に応急補修スプレー剤『ファストコート』を開発し、このほど営業を開始した。成分を調整することで、換気が行えない箇所でも使用可能で、次期定期点検(最長5年)までの防錆、表面保護性能を有する。防錆と剥落防止性能を併せ持つため、施工性に優れていることなどが特徴だ。同剤は既に共同特許出願済みだ…

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淀川左岸線(2期)豊崎IC 豊崎入路建設工事における60m以上の支持層を有する鋼管矢板井筒基礎現場を巡る

阪神高速 日本初のカプセルホウパイラによる脚付き鋼管杭を用いた手法を採用

 阪神高速道路は、2025年大阪・関西万博に向け建設中の淀川左岸線(2期)豊崎ICのうち豊崎入路淀川渡河部に位置する、2径間連続鋼床版箱桁橋のP1~P3の橋脚基礎工において鋼管矢板井筒基礎を採用しているが、その施工に際して、支持層が60m以上に達するため、周辺地盤の締め付けによる施工不良(深くなるほど摩擦する表面積が多くなるため杭が入らなくなる、また深くなるほど継手部の競りや反りが大きくなっ…

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鹿島道路、NIPPO、ショーボンド建設、フタミ、範多機械などと共同現場を巡る

阪神高速技術 鋼床版上面に設置したSFRCを容易に剥がせる  『解体性接着技術を用いたSFRC舗装撤去工法』を開発

 阪神高速技術は、鹿島道路株式会社、株式会社NIPPO、ショーボンド建設株式会社、株式会社フタミ、範多機械株式会社と共同で、解体性接着技術を用いた鋼繊維補強コンクリート(以下、SFRC)舗装撤去工法を開発した。近年、鋼床版の疲労き裂対策として、鋼床版上面舗装の基層(約40mm厚)をグースアスファルト舗装からSFRC舗装に置き換える工法が増えている。阪神高速道路における鋼床版上のSFRC舗装の施工面積…

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自走多軸台車で桁を運搬して550t吊クレーンで施工現場を巡る

阪神高速道路 海老江JCTで淀川左岸線(2期)本線橋の桁を夜間架設

 阪神高速道路は、1月12日深夜から13日未明にかけて建設を進めている淀川左岸線(2期)の海老江JCT本線橋の桁架設を行った。都市部特有の狭小なヤードで地組ヤードも限られていたことから、架設桁を積載可能荷重250tの自走多軸台車(6軸)で運搬し、550t吊オールテレーンクレーンで架設したものだ。桁長25mの橋桁を架設供用部と2期の本線部橋桁がつながる夜間通行止め日数を減らすため、自走多軸台車での桁運…

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内照的予告看板と高視認性パターンライトを一体運用する安全誘導システム現場を巡る

阪神高速技術 高速道路夜間工事時規制の安全性を確保する「ほたるいか」を大阪地区で本格運用

 阪神高速技術は、大日本印刷(DNP)が開発したDNP高視認性パターンライト(以下パターンライト)を使って、高速道路の夜間工事時の規制について、ドライバーに直感的に分かりやすく知らせる技術(矢印の形状から「いか」)と、アドビック、エヌティーダブリューと別途共同開発した自発光で高輝度な表示が可能な内照式予告看板(発光の様子から「ほたる」)を一体運用する安全誘導システム『ほたるいか』を本…

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鉄道交差や下水処理場、淀川との離隔などを考慮しながら慎重に施工インタビュー

2023年新春インタビュー② 阪神高速大阪建設部 淀川左岸線(2期)、同延伸部の建設にまい進

 阪神高速道路建設事業本部大阪建設部は、淀川左岸線延伸部のトンネル区間7.6km、供用中の淀川左岸線を結ぶ区間(淀川左岸線(2期))4.4kmの建設を進めている。淀川左岸線延伸部のトンネルは大深度地下で2本のチューブの離隔が最小2m程度しかないという難工事で、さらには地震への対策も取らねばならない。また、2期事業は2025年に開催される大阪・関西万博会場へのアクセス向上のメニューの一つとして期待…

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鋼製橋脚板厚は最大100mm 基礎はアーバンリング工法を採用現場を巡る

阪高神戸線湊川 鋼床版疲労と耐震対策のため橋脚7基を新設

 阪神高速道路は、大規模更新事業として神戸線湊川付近の鋼床版対策と耐震対策を兼ねた新設橋脚の増設を進めている。橋脚は全部で7基増設する予定だ。国道2号を規制することや既設の高速道路の高架橋の桁下での作業となるため、設計・施工両面において気を遣わねばならない。その内容について取材した。(井手迫瑞樹)事業概要図(阪神高速道路提供、以下注釈なきは同)

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テクノ阪神、大日本印刷(DNP)と共同開発現場を巡る

阪神高速技術 夜間に路面へ車線変更を促す矢印を点滅照射し、ドライバーの注意を促す

 阪神高速技術とテクノ阪神、大日本印刷(DNP)は、DNPが開発したDNP高視認性パターンライト(以下パターンライト)を使って、高速道路の維持管理工事時の規制について、ドライバーに直感的に分かりやすく知らせる新たな技術を開発した。同装置は懐中電灯の様な形状をした照明装置で、夜間に路面へ車線変更を促す矢印を点滅照射し、ドライバーの注意を促せるもの。この3月末に松原線の大和川本線集約料金所付…

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高速道路本線のみを通行止めで工期短縮化、4年で工事完了へ現場を巡る

阪神高速道路 14号松原線喜連瓜破付近の橋梁架替え工事について説明

 阪神高速道路は3月23日、大阪市内の本社で、阪神高速14号松原線(喜連瓜破付近)橋梁の架替え事業の概要と、工事期間中の車両通行止め期間などについて記者団に説明した。今回、架替え工事を行うのは、14号松原線の喜連瓜破付近の橋梁で、通行止め対象区間は喜連瓜破~三宅JCT間の約2.5キロメートル。通行止め期間は2022年6月1日から2025年3月末(予定)まで。工事現場周辺が市街地であることを踏まえ、今回…

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26~32%の汚損軽減効果現場を巡る

阪神高速技術 トンネル用火災検知器汚損防止装置『検知器ブレスくん』を開発

 阪神高速技術は、トンネル用火災検知器汚損防止装置『検知器ブレスくん』を開発した。この装置はトンネル内に設置されている火災検知器の煤塵による汚損を軽減するために開発したもので、車の進行方向上流側に広い吸気口と狭い排気口からなるダクトを設置し、その風圧で検知器に堆積した煤塵を吹き飛ばすもの。火災検知器は炎から発生する赤外線エネルギーを検知する輻射方式となっており、検知部である「目…

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UFC床版、鋼管集成橋脚、新たな継手セグメントを適用検討インタビュー

2022年新春インタビュー③ 阪神高速道路 淀川左岸線、大阪湾岸道路西伸部がいよいよ本格化

 阪神高速道路は、淀川左岸線延伸部のトンネル区間7.6km、供用中の淀川左岸線を結ぶ区間(淀川左岸線(2期))4.4km、大阪湾岸道路西伸部14.5kmの建設を進めている。いずれも、現在の日本にとっては1、2を争うビッグプロジェクトだ。トンネルは大深度地下で2本のチューブの離隔が最小2mしかないという難工事で、さらには上町断層への対策も取らねばならない。大阪湾岸道路西伸部は2本の斜張橋を予定してお…

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56,500㎡で舗装打ち替え、50,000㎡で複合床版防水を実施、伸縮装置の交換、一部連結現場を巡る

阪神高速道路 環状線(北行)の湊町入口~梅田出口間4.4kmをリニューアル

 阪神高速道路は、11月16日午前4時から26日午前3時30分までの間、環状線(北行)の湊町入口~梅田出口間4.4kmでリニューアル工事を行った。RC床版の高性能床版防水の施工と舗装・伸縮継手補修(縦目地改良含む)などが主な工種。環状線は1988年、次いで2001年と02年に大規模補修工事を行っているが、その後20年が経過し、舗装や伸縮継手の経年劣化による損傷が顕在化していることから、昨年(同南行)と今年の…

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鋼床版U-リブ下面からの当て板補修工事などが対象 従来製品よりコスト2割縮減、施工時間は約半分に現場を巡る

阪神高速、大阪市大、ポップリベット・ファスナー 『POP高力ワンサイドボルト』を開発

 阪神高速道路、大阪市立大学橋梁工学研究室とポップリベット・ファスナーは、片側施工ができる摩擦接合用高力六角ボルト『POP高力ワンサイドボルト』(特許第6709049号)を開発した。鋼床版U-リブ下面からの当て板補修工事などが対象。現在土木用途で用いられているワンサイドボルトと異なり、ボルトは市販の高力六角ボルト、バルブスリーブは市販の機械構造用炭素鋼鋼管を切削加工したものを用い、部品点数…

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鋼部材の腐食・さびや疲労、コンクリートのASRが主要損傷インタビュー

阪神高速 大規模更新は湊町、湊川で施工が進む

 阪神高速道路は、堺線湊町付近や、神戸線湊川付近、松原線喜連瓜破付近など6つの大規模更新を行っている。いずれも交通が過密な箇所での更新であり、同社の持つ技術力を結集して事に当たらねばならない。長丁場での施工が要求される箇所がある一方で、喜連瓜破橋は、万博までのわずか3、4年(現場施工着手からは3年足らず)での架替えを目指しており、非常に厳しい対応が要求される。一方、通常の保全も、橋…

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3つの方針で社内の風通しを良くするインタビュー

阪神高速技研 川北司郎新社長インタビュー

 阪神高速技研の社長に川北司郎氏が就任した。同氏は専務取締役からの昇任で、同社発足当時は企画部長も4年間勤め、同社には思い入れが深い。社長就任の抱負を聞いた。(井手迫瑞樹)

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アームローラーも改良 間詰にはUHPFRCを充填現場を巡る

阪神高速 守口線の床版取替で平板型UFC床版を採用

 阪神高速道路は、11月中~下旬に行われた1号環状線(南行)リニューアル工事の一環で、阪神高速守口線の大阪市北区南森町2丁目~西天満5丁目内に供用している守S20(合成鈑桁橋)の床版取替に、玉出入路で採用したHydro-JetRD工法と平板型UFC床版を採用している。今回は、集中工事時の床版架設を短期間で行え、かつ床版の高耐久化のために採用した平板型UFC床版の架設に焦点を当て取材した。(井手迫瑞樹)約…

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河川および国道上という現場条件下で資材搬入や打設に苦労現場を巡る

阪神高速道路 1号環状線でディビダーグ橋を連結化

 阪神高速道路は、1号環状線(南行)リニューアル工事(通行止め期間は11月10日~20日)の一環で、大阪市中央区松屋町~同区島之内1丁目付近の長堀入口~道頓堀出口間においてディビダーグ橋の連結化工事を行った。同橋梁部は東横堀川と並行(川の中に橋脚)し、国道308号(長堀通)と交差しており、連結部は国道の真上に位置している。計画線形から最大で8㎝程度沈下しているが、桁本体には沈下による目立っ…

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WJによるハンチ部の切削高さをこれまでの50mmから30mmに縮小させる装置を開発現場を巡る

阪神高速 守口線の床版取替でHydro-Jet RD工法の改良版を採用

 阪神高速道路は、阪神高速守口線の大阪市北区南森町2丁目~西天満5丁目内に供用している守S20の床版取替に、玉出入路で採用したHydro-JetRD工法と平板型UFC床版を採用している。今回は、集中工事時の床版撤去を短期間で行うために採用したHydro-JetRD工法に焦点を当て取材した。(井手迫瑞樹)当該径間の供用状況(阪神高速道路提供、以下注釈なきは同)/桁下は大阪市道が走る(井手迫瑞樹撮影)ハンチ部の切…

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3つのLIFEを念頭に置き阪神高速の発展に邁進インタビュー

阪神高速道路・吉田光市新社長インタビュー

 阪神高速道路の社長に吉田光市氏が就任した。国土交通省時代は、特殊法人改革や入札制度改革などに携わるなど辣腕を発揮し、人事課の調査官室で、労使協議に関わるなど会社の組織・人事上の手綱捌きに精通している。大規模リニューアル、淀川左岸線(2期、延伸部)、大阪湾岸道路西伸部などビッグプロジェクトを抱える一方で、建設を担った技術者が退職の時期を迎えている。そうした難しい時期にどのような…

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湾岸線大規模リニューアル現場を巡る

阪神高速道路 約24日間かけて舗装修繕20万m2、鋼床版SFRC補強、RC床版防水などを施工

 阪神高速道路は、2019年11月6日午前4時から30日午前1時にかけて、①4号湾岸線の南港北~三宝間4.7kmと②南港北~大浜間8.8kmについて舗装補修20万㎡をはじめ、SFRC補強、複合床版防水など既設床版の補強を大規模に行うリニューアル工事を施工した。南港北~南港南間は2001年に、南港南~三宝間は1999年にそれぞれリニューアルしており、約20年ぶりのリニューアル工事。三宝~大浜間は初のリニューアル工事とな…

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新港・灘浜航路部は鋼5径間連続斜張橋、神戸西航路部は1主塔の鋼斜張橋現場を巡る

国土交通省近畿地整・阪神高速 大阪湾岸道路西伸部の海上長大橋の橋梁形式を選定

 国土交通省近畿地方整備局および阪神高速道路は、大阪湾岸道路西伸部の海上長大橋の橋梁形式について、中間とりまとめ(Ⅱ)を公表し、新港・灘浜航路部については中央径間を均等割り(端部390m、中央3径間が650m)にした鋼5径間連続斜張橋(4本主塔)、神戸西航路部については、1主塔の鋼斜張橋をそれぞれ選定した。いずれも主塔は鋼製、主塔基礎は鋼製矢板構造。新港・灘浜航路部の主塔形状は橋軸A型、神戸…

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塗膜剥離剤+2種ケレンで既設塗膜を除去現場を巡る

阪神高速 尼崎末広出入口付近の鋼桁3万4千m2超を塗替え

 阪神高速道路は現在、5号湾岸線尼崎末広出入口付近及び鳴尾浜の鋼桁約34,000㎡の塗り替えを行っている。同橋は1994年に供用されて以降25年が経過しており、今回が初めての塗り替えだ。既設塗膜からは鉛(含有量:最大1.5mg/kg、最小0.015mg/kg)が検出されており、塗膜剥離剤(バイオハクリX-WB)+2種ケレンにより塗膜除去と素地調整を行っている。その現場を取材した。(井手迫瑞樹)施工対象対象部位は全…

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180N /mm2の強度を有する超高強度コンクリート 床版と桁の総重量を約4割削減現場を巡る

阪神高速 信濃橋入口で日本初となるワッフル型UFC床版を架設

 阪神高速道路は、7月17日22時~18日未明にかけて、1号環状線信濃橋入口(閉鎖中)のNP5~NP4間の国道172号(本町通)を跨ぐ橋長37mの単純合成鈑桁部において、道路橋では国内初となるワッフル型UFC床版の架設現場を報道陣に公開した。同床版は2方向にリブがあるワッフル形状のプレキャスト床版で、180N/mm2の強度を有する超高強度コンクリートを採用し、形状をワッフル型とすることにより、鋼床版並みに軽量…

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供用から50年以上経過、本線の舗装を全面打替え 鋼床版SFRC補強やRC床版の複合床版防水も現場を巡る

阪神高速道路3号神戸線(湊川~京橋)を終日通行止めしてリニューアル

 阪神高速道路は5月24日、阪神高速道路3号神戸線(湊川~京橋)間を10日間(5月24日4時~6月3日6時)終日通行止めして行っているリニューアル工事を公開した。同路線は、単純PCTおよび鋼床版箱桁などを主とした上部構造で、柳原~京橋間は1966年、湊川~柳原間は1968年供用といずれも供用から50年以上経過している。また、前回2009年に行ったリフレッシュ工事から10年が経過しており、舗装やジョイントの劣化…

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