『伸縮装置』
2032年には供用後半世紀を経る路線が全体の5割に達するインタビュー
NEXCO中日本 中井 俊雄 保全企画本部長インタビュー
中日本高速道路は、2023年度期首で2,183kmの高速道路を管理している。開通後の経過年数が50年以上の路線延長は約1/4におよび、東名・名神の全線、中央道の調布~河口湖、東名阪道の桑名~亀山などがある。また、40年以上を超える路線延長は5割を超え、2032年度には半分以上が開通後50年を迎えることになる。損傷は疲労によるものもあれば凍結防止剤による塩害由来のものもある。また富山県域ではアルカリシリ…
詳細ページへ中京圏におけるリニューアル工事が本格化インタビュー
NEXCO中日本名古屋支社 大規模更新、耐震補強が進捗
中日本高速道路名古屋支社は延長947kmを管理している。2021年5月には名古屋第二環状自動車道西南部が開通したことによって橋梁延長が増え、259kmと延長に占める橋梁比は27.3%に達している。管理橋梁数は2,207橋、管理トンネル数は205チューブに達している。また供用中橋梁で40年以上を経過している数は940橋と全橋の約4割に達している。大規模更新も中央道、東名阪道、名神などで床版取替を主とした工事を進…
詳細ページへ舗装との段差が生じにくく、埋設ジョイントに近い良好な走行性を確保現場を巡る
福岡高速1号香椎線 舗装を5万㎡打替え 改質グース、鋳鉄製伸縮装置を採用
福岡北九州高速道路公社は、今冬、福岡高速1号香椎線の香椎東IC~名島IC間上下線の舗装補修および床版防水工、伸縮装置取替工などを行った。床版防水工には昨年に引き続き改質グースアスファルト防水を用いているほか、伸縮装置の取替には同公社で初となる鋳鉄製伸縮装置『ヒノダクタイルジョイントα』を採用している。その現場を取材した。(井手迫瑞樹)
詳細ページへアースシフト 豪雪地帯における鈑桁橋の伸縮装置に採用現場を巡る
秋田県羽後町の局前橋でPAジョイントの現場施工研修会を開催
PAジョイント協会の東北エリア代理店であるアースシフトは、昨年12月、秋田県雄勝郡羽後町地内にある町道郷ノ目梺線の局前橋で埋設型伸縮装置PAジョイントの現場施工研修会を開催した。研修会には置賜建設(山形県)、中綱組(青森県)、YAP(宮城県)、アールシー・テック(秋田県)が参加した。同橋は橋長27m、幅員5.7mの鋼床版単純鈑桁橋で、1990年10月に供用された。同橋の健全性の診断結果はⅡと判定されたが、…
詳細ページへ新社屋も完成し、営業拠点も拡大、5年後は社員を5割増しにインタビュー
中井商工50周年記念インタビュー 今後5年で年間売上50億円を目指す
中井商工は今年5月に創業50周年を迎えた。1972年5月に創業した同社は、伸縮装置の止水用途として、当時の画期的な伸縮性のシール材であるハヤシールNSを開発し、阪神高速道路で初採用されて以来、大きく適用を拡大、その技術を皮切りに伸縮装置周りの補修補強商品の開発および設計・施工を行う総合橋梁補修会社として成長を遂げてきた。阪神淡路大震災の発生からは、耐震補強工事関連にも分野を広げ、現在は…
詳細ページへ大規模更新は切土法面の補強工事など施工中。耐震補強も紫川や遠賀川渡河部などで対策進めるインタビュー
NEXCO西日本北九州高速 関門橋リニューアルが補剛桁を完了し、終盤へ
NEXCO西日本九州支社北九州高速道路事務所は、高速道路4路線と一般有料道路2路線、合計6路線135.8kmの管理を行っている。その中には関門海峡をつなぐ構造物である関門トンネルと関門橋があり、関門橋については現在リニューアル工事を進めており、補剛桁までが完了し、現在はケーブル補修工を施工中だ。管理対象が本州と九州をつなぐ箇所であるため。維持管理についてはより細心の対応が必要であり、耐震補強…
詳細ページへ橋梁総延長は約284km、トンネル総延長は179kmインタビュー
NEXCO西日本九州支社 19路線1,095kmを管理
NEXCO西日本九州支社は、管内で19路線1,095kmを管理している。橋梁総延長は約284km、トンネル総延長も179kmに達する。供用年数30年を超える橋梁は約7割、トンネルは同5割と老朽化も進む中、どのように高速道路の安全・安心を確保していくのか、河北英彦保全サービス事業部長に詳細を聞いた。(井手迫瑞樹)
詳細ページへ大規模更新や大型伸縮装置、PC橋の支承交換などを進めるインタビュー
NEXCO中日本桑名 「とにかく補修しまくる」がコンセプト
NEXCO中日本桑名保全・サービスセンターは東名阪、新名神、伊勢湾岸、東海環状の4路線の一部124.3kmを管理している。とりわけ伊勢湾岸道では伸縮装置の損傷、東名阪道では床版の損傷が著しく、「とにかく補修しまくる」というキャッチフレーズの元、その対応に全力を挙げている。そうした話題を中心に、事務所内に作った4つのプロジェクトチームについての詳細や、その他、野登トンネルの盤膨れやPC橋の一部…
詳細ページへ小型IH式塗膜剥離工法「エレクトロリムーバー」も中小鋼橋の塗替え市場で需要インタビュー
ビルドメンテック バキュームブラストを水平展開しジョイント補修で市場を作る
ビルドメンテックは、来年に創業25周年を迎える。当初は建築物の外観改修などをメインに行っていたものの、創業年の終わりごろから阪神淡路大震災後、各地で行われる平成8年道路橋示方書対応の耐震補強工事に携わるようになり、自前で有していたオープンブラスト設備を用いて表面処理および耐震補強を行う下請け業者として頭角を現した。その後、無機系コンクリート保護工の施工、JR九州の維持管理などにも携…
詳細ページへ