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新資格は「あと施工アンカー注入施工士」と「あと施工アンカー点検士」

日本建築あと施工アンカー協会 新資格2件の認定試験を2021年中に実施

公開日:2021.06.08

 日本建築あと施工アンカー協会は、あと施工アンカーの安全と安心をより確かなものとするため、新たに「あと施工アンカー注入施工士」と「あと施工アンカー点検士」の資格認定を実施すると発表した。資格認定試験は2021年中を予定しているが、新型コロナウイルスの感染状況によっては2022年に延期される可能性もあるとしている。
「あと施工アンカー注入施工士」は、接着系あと施工アンカー注入方式カートリッジ型のミキシングノズル方式(有機系)とプレ混合式(無機系)の施工を適切に行うことができる技術的能力を有する資格で、実技試験を行う。受験要件は、第1種あと施工アンカー施工士・あと施工アンカー主任技士・特2種あと施工アンカー施工士の資格を有していることで、特2種あと施工アンカー施工士の注入施工についてはM22・D22以下のサイズに限定される。
「あと施工アンカー点検士」は、施工済みのあと施工アンカーの施工と取付状態を定められた点検要領に基づき点検し、管理者に報告書をもって報告できる能力を有する資格で、筆記試験を行う。受験要件は、第1種あと施工アンカー施工士・あと施工アンカー主任技士の資格を有していること、となっている。
 新資格の関連書籍として、「あと施工アンカー注入施工士」では『あと施工アンカー施工指針(案)【接着系/注入方式/カートリッジ型】-ミキシングノズル式(有機系)-』と『同-プレ混合式(無機系)-』の2冊があり、「あと施工アンカー点検士」では『あと施工アンカー点検・診断要領(案)-取付物固定用-』がある(いずれも同協会発行)。
 資格認定試験の詳細については、秋口頃に発表予定だ。
 同協会では現在、第2種/特2種/第1種あと施工アンカー施工士およびあと施工アンカー技術管理士、主任技士の5資格の認定を行っている。

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