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西側500mは既存の八重洲線を活用

首都高 神田橋JCT~江戸橋JCT1.8kmを地下化へ

公開日:2018.05.23

 国土交通省、東京都、中央区、首都高速道路は22日、首都高日本橋地下化検討会の第二回会合を開き、神田橋JCT~江戸橋JCT間1.8kmについて地下化するルート案を発表した。当初は竹橋JCT~江戸橋JCT間約2.9kmを想定していたが、大手町付近においては、再開発事業が先行していることから区間を短縮する。西側区間においては既存の八重洲線トンネルを約500m活用しコスト縮減を図り、東側残り1.3kmについて地下トンネルなどを建設する。また、都心環状線の交通状態を考慮し、江戸橋JCTの都心環状線ランプを撤去する。地下化完了後は、神田橋JCT~江戸橋JCT間の高架を撤去する。




1.8kmが地下化対象区間 地下ルート案(平面および縦断図、黄色い部分が地下化範囲、河川を伝う白枠の部分が撤去範囲)

 地下化にあたっては各地区において導入可能区間を検証した。西側では首都高八重洲線や半蔵門線、東電洞道があることから別線の導入スペースがないと判断、既設の八重洲線を活用することにした。それより東側についてはいずれも地下に導入スペースは確保できると見込んだ。  今夏には第三回検討会を開催し、概算事業費や事業スキームをまとめる方針だ。

(2018年5月23日掲載)

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