今後を考えると保全・更新分野が重要
建設コンサルタンツ協会 新年賀詞交歓会を開催
公開日:2016.01.19
建設コンサルタンツ協会(長谷川伸一会長、右上写真)は、7日、東京・グランドアーク半蔵門で新年賀詞交歓会を開催した。
長谷川会長は、本NETの取材に対し、「コンサルタントは国民の安全・安心を守るインフラを支える役割を担っている様をもっと一般の人に見えるようにして、将来を担う人材に対して魅力的な業界にしていく必要がある。また、今後を考えると保全に対応することが重要になる。昨今は気象条件の変化も著しく、画一的な対応は難しい。また、構造物は寿命を見定めたうえで補修、補強、更新していく必要がある。その際はコンサルタントが得意な面、ゼネコンが得意な面など様々ある。状況に柔軟に対応していくためにも両者がJVを組むなどして対応していく必要があると思う。それに伴いプロジェクトの規模や期間、内容も大規模化していくことが望ましい。また、コンサルタント自体も基幹となる事業だけでなく、海外進出や新分野への進出などを果たしながら、そうした外部からの目で基幹分野を見直し、新しい視点や手法を取り入れなければいけない」と話した。