質の高いインフラ輸出を積極展開へ
日本橋梁建設協会が新年交礼会
公開日:2016.01.18
日本橋梁建設協会(会長=石井孝・JFEエンジニアリング取締役専務執行役員)は7日、東京・千代田区平河町の都市センターホテルで新年交礼会を開いた。会員をはじめ関連団体、官公庁から約400名が出席した。
あいさつに立った石井会長(左写真)は「この50年間で本四連絡橋などの大型橋梁から地方の小規模橋梁など約10万件、総重量2700万㌧の鋼橋を建設、総延長が約2万㌔となる」と実績を披露。次の50年に向けて、①鋼橋の魅力の浸透②技術の伝承と人材育成③質の高いインフラ輸出の3項目を新たな活動に掲げ、「鋼橋は安くて長持ちで、初期建設費はもちろんのこと、メンテナンスコストを含めても他の形式に比べても優れている。今年も発注者、コンサルタント、国民に対して広くアピールし、鋼橋のサポーターを増やしていきたい」と表明。「技術は実際のプロジェクトがなければ、なかなか継承できない。夢のあるプロジェクトを実現し、技術の伝承と人材育成を実現していきたい」と強調。「海外で求めてられているのは質の高いインフラ建設だけではなく、日本からの技術移転。基本計画から参画し、実施段階では地産地消によるコストダウンと技術移転を実現することで、その国の経済と建設技術の発展に寄与していきたい」と述べた。
来賓の国土交通省の池内幸司技監などの祝辞の後、大石久和・日本道路協会会長の乾杯の発声で懇談に移った。