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ジャパンコンステック 止水性能15年相当

埋設型伸縮装置ジョイントバスターSのNEXCO性能照査を取得

公開日:2015.11.11

 ジャパンコンステックは、今春、埋設型伸縮装置ジョイントバスターSのNEXCO性能照査(NEXCO3社 構造物施工管理要領)の埋設型ジョイント止水性能(15年相当)を取得して以来、急速に実績を伸ばしている。特にジョイントの止水性について長期耐久性を確保することが発注機関の多くから要求されており、同社はとりわけ厳しい試験、評価で知られるNEXCOの性能証明書を取得することでそのニーズにこたえた。
 同製品は同社の主力製品であるヘキサロック工法を準用したもので、適用範囲は伸縮量20㍉以下、遊間量30㍉以下、角度45°以上、舗装厚50㍉以上で比較的小規模な遊間を有する橋梁が対象。

ジョイントバスターSの施工状況
 下からスライディグシート(ゴムアスファルトにアルミを蒸着させたシート)および定着シート(両端に配置)、鋼製六角パネル(アンカーで床版に固定)、新規開発したグリスタ(流し込み型の特殊アスファルト混合物)、抗張力繊維シートで構成されており、設置後その上に一般部と同様に舗装をかけることで埋設ジョイント化する。

ジョイントバスターSの構造
 鋼製六角パネルと床版間はシートにより微妙に縁を切られており、これによりすべり面を形成して舗装体と床版の間を完全分離させて応力の集中を抑制し、舗装面への悪影響を防いでいる。また、パネル自体も両端は固定しているものの、六角パネルが微妙に変形することで伸縮に伴う応力を吸収する。加えて、耐流動性と柔軟性を有するグリスタや(伸縮の際の引張力低減を目的とした)抗張力シートを挟むことで、舗装表面のひび割れなどを防ぎつつ、所定の伸縮能力を発揮することを可能にした。

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