重点項目は鋼橋の良さのPR、保全技術の開発、技術伝承を
橋建協 新会長に石井孝氏(JFEエンジニアリング)を選出
公開日:2015.05.29
日本橋梁建設協会(会長=藤井久司・横河ブリッジ相談役)は5月22日、東京・虎ノ門の同協会会議室で、第4回通常総会を開き、14年度の事業報告、収支決算などを審議し、承認した。任期満了に伴う役員改選の結果、会長には石井孝氏(JFEエンジニアリング取締役専務執行役員、右上写真)、副会長には名取暢氏(横河工事社長)が選出されるとともに、副会長の吉田詠一氏(IHI取締役)、副会長兼専務理事の下保修氏が留任した。
あいさつに立った石井会長は「当協会は、橋梁建設を通じて社会インフラ整備に貢献してきたことは自他共に認めるところだ。今後は3点の重点項目を掲げて活動を推進していく。まずは、鋼橋の良さのPR。鋼橋の良さを整理して相手に理解してもらい、鋼橋を採用することが客先のメリットになり、他形式で採用されると国民のストックを失うことになることを粘り強く説明していく。つぎに保全事業の技術開発。補修・改造などの技術開発を個社で進め、特許などの知的財産を増やしていく。国などとも積極的に共同研究も行い、新しいニーズの商品の研究開発を推進していきたい。最後は技術伝承と若手の育成。20代や30代の若手が入職できるよう、賃金や労働環境の改善などに取り組み、女性社員も活躍できる環境整備を行っていく。会員33社の会社すべてが明るく、元気で、活力のある会社を目指して協会とともに歩んでいきたい」と抱負を語った。