首都高速道路 二段構えで対策をまとめるべき
火災事故再発防止委員会の第二回委員会を開催
公開日:2015.03.20
首都高速道路は3月16日、「首都高速道路の塗装塗替え工事による火災事故再発防止委員会」の第2回会合を開催し、塗装塗り替え工事における当面の再発防止策について検討した。
委員会では火災発見の危険要因の想定とその要因除去、それでも万が一(火災が)発生した場合の安全対策について、二段構えで対策をまとめるべきという指摘がなされた。
特性要因分析は物・人両面から 対策の検討は3つの事態および全体管理の観点で
その見地から鋼橋塗替え工事の火災事故における特性要因分析と対策の検討について議論を行い、特定要因では物的な要因(不安全状態)と人的要因(不安全行動)に区別し、それをさらに細分化して分析することを求めた。対策の検討については着火・出火、延焼拡大、避難、全体管理といった項目に分け、それをさらに細分化し、服装や現場の整理、養生、緊急時の安全、作業工程の見直しや教育の徹底、規則の順守などの対策案を求めている。
物的要因の詳細
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人的要因の詳細
対策(案)
3月中にあと2回の会合を開きさらに検討を深める方針だ。(井手迫瑞樹)