大同塗料のマクロセル腐食抑制用シラン系表面含浸材
「アクアシール2000」~従来品の3分の1の塗布量で要求性能を発揮~
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公開日:2014.08.10
大同塗料は、コンクリート構造物の断面修復の際に新旧打ち継ぎ面に生じることがあるマクロセル腐食を抑制できるシランシロキサン系表面含浸材「アクアシール2000」を展開している。従来品の3分の1の塗布量(0.2kg/m2)で遮蔽型マクロセル腐食対策工設計・施工マニュアル(案)(平成19年3月、遮蔽型マクロセル腐食対策工研究会)が求める性能を発揮できる。
塩分を多量に含むコンクリートを完全に取り除かずに断面修復工法を行うと、コンクリート中の塩分濃度差によりマクロセル腐食が発生することがあり、放置すると再劣化に繋がってしまう。
アクアシール2000は、劣化部をはつった後、断面修復前に新旧打ち継ぎ面に対して塗布することで、電気抵抗を増加させ、新旧界面のマクロセル腐食を抑制することができる。さらに含浸材塗布後にアクリルエマルジョン系のアクアシール打継用シーラーを使用することで、新旧コンクリートの接着を確実にし、マクロセル腐食効果を高めている。
施工はケット水分計で表面含水率6%以下を確認した後に素地調整し、アクアシール2000を0.2kg/m2で塗布、翌日にアクアシール打継用シーラーを塗り、最後に断面修復する手順。同社は、塩害や凍結防止剤による損傷が見られる構造物の補修補強向けに積極的に適用を図っていく。
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