ビービーエムの支承機能を分離することでコンパクト化
「HSB 平置き」~Hips機能を応用してコンパクト化~
KeyPoint
- Hips機能を応用してコンパクト化
- 全方向の水平力の分散、免震が可能
- それぞれの装置の維持管理が容易
カテゴリー | |
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NETIS登録番号 | KK-000028-V |
商品リンク | http://www.mgb.gr.jp/bbm/products/bridge-bearing/hsb/ |
ビービーエムは、鉛直力支持機能(すべり支承)と水平力支持機能(ゴムバッファ)を分ける事で支承のコンパクト化を可能にした「HSB 平置きタイプ」を展開している。鉛直力支持機能は鉛直力支持、水平移動追随、桁の回転吸収機能を担い、上部工移動には全方向にスライドする構造。水平力支持機能を受け持つゴムバッファは水平力支持のみを担い、下部工と桁の間に横方向に配置され、鉛直力を受けない構造としている。この装置の特徴は支承機能を分離する事でそれぞれがコンパクトにできるメリットになり経済性にも優れる。また支承機能を分けることにより支承装置の維持管理を容易にしている。
すべり支承はHipsと呼ばれる高支圧応力度のゴム支承で、PTFEが加硫接着されている。上部工側にはスライディングプレートが取り付けられ、鋼板にステンレス板を溶接したプレートとの組合せで使用する。Hipsは内部が凹状に加工された上下鋼板と、これに挟まれたゴムとドーナツ状のリングプレートよりゴムの圧縮変形が拘束され、大きな支持力を得られる構造になっている。鉛直支持力は安全率を考慮して25N/㎜2の高支圧応力度で使用できるので、ゴム形状を小さくできるメリットがある。Hipsはスライディングプレートとの組合せでスベリ機能を有しており、ゴムバッファはせん断変形により水平力を伝達する機能である。地震時に上部工が移動した時、スベリ支承に発生する摩擦係数とゴムバッファのせん断バネとの組合せで免震構造として使用される。 一般的な積層ゴム支承を用いて水平力分散構造や免震構造の設計では設計地震力の増大により支承形状が肥大化する傾向で必要以上に平面形状と厚みが大きくなり、経済性を損なう事が多かった。
施工実績
全納入実績290橋 内直轄160橋(平成26年7月時点)
画像ギャラリー
担当者連絡先
株式会社ビービーエム 営業本部 菅原
〒103-0027 東京都中央区日本橋3-11-1
電話03(3517)9863 fax03(3517)9865
sugawara@mgb.gr.jp
【ホームページ】
http://www.mgb.gr.jp/bbm