トラストのあと施工アンカーボルト引張試験機
「ProTester TLシリーズ」～L型、U型鉄筋に対応したあと施工アンカーの引張荷重試験～

トラストは、今まで現場で引張試験の実施できなかった曲げ加工された異形鉄筋（L型筋、U型筋）に対して、コの字型の油圧ジャッキの開発し現地・現物での引張試験を可能にしました。
コの字型油圧ジャッキ、専用分割治具設置後、手動油圧ポンプにより鉄筋アンカーの設定荷重まで引張力の載荷を可能にし、施工精度の確認を行うことができます。（最大300kN）
併せて、油圧変換器を介することでプリンター付きデジタル表示機により印字、SDカードへの記録が可能になります（オプション）。
これにより、従来であれば曲げ加工がなされた異形鉄筋は引張試験を実施することが出来ず、試験用として事前に確認用テストピースの製作・管理が必要であったが、本試験機を用いることにより、テストピースは不要になり、現場単体で施工確認を行うことが可能になります。
併せて、同条件で作ったテストピースであっても現地・現物における鉄筋アンカーではなく、テスト用の位置付けといった推定に過ぎなかったものに対し、現地・現物の引張試験による施工精度の確認は、施工物の信頼性確保につながると考えます。