阿南電機株式会社の鉛等有害塗膜を安全に ダストレスケレン工法
「ダストレスケレンツール」~鋼材表面に2種ケレンと1種ケレンの中間相当の塗替え下地 乾式 粉じんが飛散しないケレンツール~
KeyPoint
- 作業環境濃度0.05mg/立方㍍(鉛として)達成可
- 素地調整1種相当(米国SSPC SP-11)
- 廃棄物は塗膜クズのみ
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NETIS登録番号 | 申請中 |
商品リンク | http://www.anandenki.jp/env/keren/index.php |
阿南電機は、鋼橋など鋼構造物の塗装塗替えにおいて、既存塗膜の一部に含まれるPCBおよび鉛・クロムなど有害物を含む塗膜を剥離する際に作業者の安全と周辺環境への負荷軽減を図ることを目的に、粉じんを飛散させず既存塗膜の撤去と「鋼材表面に2種ケレンと1種ケレンの中間相当の塗替え下地を形成できる(米国鉄鋼構造物塗装協議会のSSPC SP-11相当)」(同社・藤原豪常務取締役)ダストレスケレンツールを米国から導入し、営業展開している。
ダストケレンツールはHEPA(high-efficiency particulate air filter、ダスト補足率は0.3μ微粒子で99.97%)フィルタ付強力真空吸引装置(COMPACT-VAC)とダストレスグラインダー(ROTO-PEEN、平面用グラインダー)およびダストレスニードルガン(CORNER-CUTTER、添接部および隅角、狭隘部)からなるもの。強力な真空装置によりグラインダーやニードルガンでケレンした瞬間に吸引してHEPAフィルタを介して浄化排気するため、施工中のヤード内の粉じん濃度(鉛として)をN.D.(検出下限値以下)~0.03mg/立方㍍の極めて微量な値に抑制できる。駆動源は工事用コンプレッサー(50馬力相当)からの圧縮エアのみ。
また、コンプレッサーから、施工場所まで60~100㍍程度延長することが可能。
駆動源を遠隔のコンプレッサーとすることで、コンパクトでありながら強力な吸引力で粉じんを封じ込める。この0.03mg/立方㍍という値は日本の国内基準である同0.05mg/立法㍍を下回るもので、米国の厳しい基準以下に合わせ、より安全性に配慮したもの。施工速度は1時間当たり2~3平方㍍程度。
2014年5月30日に厚生労働省が通達した「鉛等有害物を含有する塗料の剥離やかき落し作業における労働者の健康被害防止について」(基安労0530第1号)では鉛・クロムなどを含有した既存塗膜の除去について「剥離等作業は必ず湿潤化して行うこと。湿潤化が著しく困難な場合は、当該作業環境内で湿潤化した場合と同等程度の粉じん濃度まで低減させる方法を講じた上で作業を実施すること」と記されており、それに対応した。
現在は、高速道路会社、鉄道会社、国土交通省の工事で採用が進んでいる。
施工実績
2015年2月 阪神高速技術株式会社殿 保全管理工事(土木)
2015年2月 横河工事株式会社殿 高速道路高架橋拡幅工事
2015年3月 大鉄工業株式会社殿 土木修繕工事(鉄道)
2015年4月 城ケ端建設株式会社殿 一般国道230号長万部国縫跨線橋補修工事(国道)
2015年4月 株式会社山崎塗装店殿 土木修繕工事橋りょうペイント塗替(鉄道)
画像ギャラリー
担当者連絡先
阿南電機株式会社(大阪本社)
営業企画部 藤原 豪
〒530-0041
大阪市北区天神橋3丁目6番26号(扇町パークビル)
電話 06-6353-6640 FAX 06-6353-6615
メールアドレス info@anandenki.co.jp
ホームページアドレス/ http://www.anandenki.jp