ダイフレックスのコンクリート構造物のマクロセル腐食対策工法
「セメンシャスセーフ工法」~シラン系撥水材を用いて新旧打継目のマクロセル回路を遮断~
マクロセル腐食を遮断
公開日:2014.08.10
ダイフレックスは、コンクリート構造物のマクロセル腐食対策工法として撥水性のあるシラン系材料をコンクリートに含浸させ撥水層を形成すし、さらに耐久性に優れているプレミックスポリマーセメントモルタルで断面修復することによって新旧打継間に発生するマクロセルの電気抵抗を増大させ、コンクリート補修箇所の再劣化を防止する「セメンシャスセーフ」工法を開発、展開している。
塩分を含有するコンクリート構造物において、損傷箇所の劣化コンクリートを除去し新設コンクリート及び断面修復モルタルで補修しても、打継部周辺にあるコンクリートとの塩分濃度差より、打継部近傍の鉄筋にマクロセルが形成され鉄筋が腐食し短期間のうちに再劣化する場合があった。これを防ぐための工法として開発したもの。従来は「電気防食工法や亜硝酸リチウム含有モルタルによる断面修復工法等が施工されていたが、これらの工法は塩分濃度に比例して工費が高くなり、かつランニングコストが発生してしまう。そうした工法と比較するとセメンシャスセーフ工法はコスト縮減が可能」(同社)としている。
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