道路構造物ジャーナルNET

太平洋マテリアルの塩害・中性化抑制養生剤
「キュアブリッド」~2つの有効成分で水や劣化因子の侵入を抑制~

地覆への塗布

KeyPoint

  • ひび割れ発生に対する局部耐力を向上
  • 分散効果により1本当たりのひび割れ幅が極小化
  • 躯体の耐久性が向上
カテゴリー
NETIS登録番号KT-130047-A
商品リンクhttp://www.taiheiyo-m.co.jp/products/productsSubtop_1/products_1/Entry-663.html
公開日:2014.08.10

 太平洋マテリアルは、コンクリート内部の水分散逸を抑制すると共に、外部の塩化物や炭酸ガスなど劣化因子の侵入を抑制するハイブリッド型耐久性向上養生剤『キュアブリッド』を展開している。新設コンクリート構造物打設時の品質向上を主用途とするが、補修補強分野への適用も模索している。
 キュアブリッドは特殊シラン化合物とアルケニル系エステル化合物の2つの有効成分により構成されている材料。特殊シラン化合物はコンクリートと一体化し、水分散逸を防止、アルケニル系エステル化合物もコンクリートに浸透し、緻密層を形成、水などの浸入を防ぐ構造だ。
 材齢182日、水セメント比50%のコンクリート供試体を用いて促進試験を行った結果、無塗布のものに比べ、透水量は10分の1以下、中性化深さは半分以下、塩分浸透性も約半分の値に抑制することが確認できた。
 さらに水セメント比50%で脱型直後に塗布した供試体で試験した結果、水分保持能力は、無塗装が180日で質量変化率マイナス1.6%に対し、キュ「アブリッド塗布はマイナス1.1%、コンクリート強度の向上効果は材齢28日で無塗布に比べ1割強向上することが確認できた」(同社)としている。

施工実績

平成24年度報得川高架橋上部工(下りP6~12)工事/橋梁上部工/1,700m2
市川大橋橋脚耐震補強その5工事/橋脚耐震/200m2
国道42号汐入橋 上部工事/橋梁上部工/200m2
一般国道432号交通安全施設等設備工事/橋梁高欄/200m2
工期・工程に影響なく養生と耐久性を向上させるために採用。

総計 35件(平成26年7月末現在)

画像ギャラリー

担当者連絡先

太平洋マテリアル株式会社 基板材料営業部 小沼 孝仁
〒135-0064 東京都江東区青海二丁目4番24号(青海フロンティアビル15階)
電話03-5500-7510
takahito-onuma@taiheiyo-m.co.jp

【ホームページ】
http://www.taiheiyo-m.co.jp/

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