ビービーエムの業界再薄のゴム支承
「UCB」~線支承も交換可能~
KeyPoint
- Hips技術を応用してコンパクト化
- 最小支承高120㍉で線支承も交換できる
- 従来比約3割コストを縮減
カテゴリー | |
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NETIS登録番号 | KK-100022-A |
商品リンク | http://www.mgb.gr.jp/bbm/products/bridge-bearing/ucb/ |
ビービーエムは、橋梁向けに橋梁用超小型ゴム支承「UCB」を展開している。従来支承の部品数を削減し、支承高さを極限まで低くしたゴム支承で、レベル2地震動に対応したゴム支承の中では、「最も薄い支承」(同社)であり、線支承など従来では、大規模な下部工のはつりなしには交換が難しかった既設橋の線支承も、交換に伴う最小限のはつりで交換を可能にしている。その結果従来の積層ゴム支承(1000kNタイプ)に比べ3割弱のコスト縮減を実現した。用途に応じてUCB-F(固定タイプ)、UCB-M(全方向可動タイプ)、UCB-MF(軸方向可動タイプ)の3種類をラインナップしており、固定・可動すべての条件の支承交換に対応できる。
支承高さの抑制を可能にしたのは、機能分離型支承(HSB)で開発された技術を応用しHips(*)の下鋼板ベースプレート機能を兼ねさせた事でベースプレートを省略したため。「例えば鉛直反力1,000kNの線支承(支承高125㍉)を現行の耐震基準に従って交換する場合、BP-B支承では支承高213㍉、積層ゴム支承では支承高272㍉が必要だが、UCBでは120㍉の支承高に抑制できる」(同社)。
重量も軽くなり作業性が向上した。固定支承は外周全面をゴムで被覆しているため耐久性にも優れている。
施工手順は以下のとおり。
①主桁のジャッキアップ、②沓座モルタル、下部工のハツリ、③既設支承の撤去、④アンカーボルト孔の削孔、⑤既設のソール往レート撤去、⑥新ソールプレートの設置、⑦UCB支承を設置、⑧セットボルトを桁からUCB上面に取付、⑨アンカーボルトを設置する、⑩無収縮モルタルを打設する、⑪完了
*HiPS 下図のように内部が凹状に加工された上下の鋼板とこれにはさまれたゴムで構成されている。ゴムの中心部にはドーナツ状の内部鋼板(リングプレート)が埋め込まれており、上鋼板の上部にはすべり面となるPTTE(四フッ化エチレン樹脂)が加硫接着されている。HiPSは圧縮荷重(鉛直力)の作用時に上・下鋼板とリングプレートにより、ゴムの変形が拘束され大きな支持力を得ることができる。
施工実績
全納入実績115橋、内直轄は43橋(平成26年7月時点)
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担当者連絡先
株式会社ビービーエム 営業本部 菅原
〒103-0027 東京都中央区日本橋3-11-1
電話03(3517)9863 fax03(3517)9865
sugawara@mgb.gr.jp
【ホームページ】
http://www.mgb.gr.jp/bbm