ヤマダインフラテクノスの環境に配慮した既存塗膜除去工法
「循環式エコクリーンブラスト工法」~塗膜剥離後の廃棄物処理量が従来ブラスト工法の50分の1に~
KeyPoint
- 既存塗膜除去後の廃棄物処理量が従来工法の10%以下に減少可能
- ブラスト材は耐久性の高いスチールグリットを使用
- PCB含有塗膜、鉛・クロム含有塗膜に特に有効
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NETIS登録番号 | CB-100047-VE |
商品リンク | http://www.eco-yamadapeint.co.jp/service/ecoclean.html |
山田塗装は、渡辺塗装工業などと共同で、環境に配慮した鋼橋の既存塗膜除去工法「循環式エコクリーンブラスト工法」を展開している。鋼橋の塗膜除去、素地調整を1種ケレンで行う工法でありながら、「産業廃棄物量を従来工法の1/50に削減できる画期的な工法」(山田博文社長)だ。
従来の1種ケレンでの課題は、産業廃棄物処理量の多さ。これを減らすことによって作業を簡素化、効率化すると共に、環境に寄与できないか試行錯誤した結果、塗膜を剥離し、鋼材表面にアンカーパターンをつけるブラスト材には、繰返し投射しても性能の落ちないスチールグリットを用いて、施工によって生じたグリットと塗膜カスは集塵機で回収し、その上で塗膜カスだけよりわけ、グリットを循環再利用していくことによって、廃棄物を大幅に低減できる同工法を開発したものだ。
特に特別産業廃棄物として、処理までの保管が義務付けられているポリ塩化ビフェニール(PCB)含有塗膜や、厳しい廃棄物処理が求められている鉛・クロム含有塗膜は廃棄物処理費が大きな負担となっている。この費用を大きく縮減できる工法として、国土交通省の中部地方整備局、東北地方整備局などを中心に採用実績が増加している。
第16回国土技術開発賞 地域貢献技術賞 受賞
施工実績
国土交通省
中部地方整備局 280,500平方㍍
東北地方整備局 63,100平方㍍
関東地方整備局他 13,200平方㍍
地方自治体(愛知県他) 21,800平方㍍
民間(中部電力他) 35,000平方㍍
合計 413,600平方㍍
(内 PCB含有 91,900平方㍍、鉛含有258,000平方㍍)
画像ギャラリー
担当者連絡先
ヤマダインフラテクノス株式会社 代表取締役社長 山田 博文
〒476-0002 愛知県東海市名和町二番割中5番地-1
電話052-604-1017 FAX052-604-6732
hirofumi@eco-yamadapeint.co.jp
【ホームページ】
http://www.eco-yamadapeint.co.jp/