工法・材料ライブラリー
発注機関の皆様やコンサルタント、施工元請の皆様が必要な「一芸に秀でた」工法・材料を集めたライブラリーです。
企業名
「ダックスビーム」~高強度繊維補強モルタルを使用した低桁高PC橋~
ダックスビームは設計基準強度が120N/mm2の高強度繊維補強モルタルを使用したプレストレストコンクリート製の桁であり、低桁高橋梁を提供するために開発されたものである。高強度繊維補強モルタルを使用することで、主桁に大きなプレストレスを導入できるため、桁高支間比1/25~1/40程度の低桁高橋梁を実現することができる。高強度繊維補強モルタルはシリカフューム混入セメント、水、細骨材、高性能減水剤…
続きを読む「紙チューブ式無機系接着アンカー(Q-タイト)」~現場で計量・混合を必要としない、カプセル型叩き込み式アンカー~
ケー・エフ・シーは、建築・土木工事で使用されるあと施工アンカー用定着材として開発されたセメントモルタルを主材とした紙チューブ式接着系アンカー(Q-タイト)の製造・販売を行っている。Q-タイトによる施工は、高性能無収縮モルタルを不織布に収容したカプセルを用い、アンカーボルトを母材孔内に固着するアンカーシステムで、従来の樹脂系アンカーに劣らぬ強度と下記の特徴を持っている。・打込み型…
続きを読む「FRP検査路」~軽く、錆びず、施工しやすい~
宮地エンジニアリングは、主要材料にFRP材を用いた検査路を橋梁上部工や下部工、橋側歩道などに展開し、採用を拡大している。特徴は、①材料そのものが軽いため、施工性に優れている。重機の進入が出来ない山間部や斜面でも人力で十分搬入可能。②既設橋梁や床版の近接目視点検が可能となる。③主部材がFRP製のため海岸部や工業地帯などの耐食性を求められる地域に最適。設計群集荷重は、1平方㍍あたり3.5kN。適…
続きを読むFRP防護板~塩害などの抑制も可能で足場としても活用可能~
宮地エンジニアリングは、鋼製橋梁の維持管理性の向上が期待できるFRP防護板を展開している。具体的には橋梁下面にFRP製の防護板を設置することで、①主構造や床版の近接目視点検・補修作業が可能となり常設足場(検査路)として使用できる、②塗装に有害な塩分や排気ガスの侵入を防止可能、③腐食し易い添架物を外気から保護できる、④主桁間を内面塗装とすることができるため、塗替え費用を削減可能――という…
続きを読む「FRP合成床版」~耐水性、耐食性に優れ軽量~
宮地エンジニアリングが開発、展開しているFRP合成床版は、耐水性、耐食性に優れたFRP(ガラス繊維強化プラスチック)材を支保工兼用の永久型枠として用い、コンクリート硬化後はFRPも強度部材として作用する合成床版だ。FRPの素材の自重は鋼材の約1/4と軽く、一般的な鋼・コンクリート合成床版より単位体積重量が1割程度軽くなっている。また、鉄筋コンクリート床版(RC床版)と比較して耐久性が…
続きを読む「NRアンカー」~低温時(最低可使温度-10℃)でも施工可能~
駒井ハルテックと電気化学工業は、アクリル樹脂系接着剤を用いたあと施工アンカーボルト「NRアンカー」を開発した。アクリル樹脂系接着剤は、従来工法と比べ、低温時(最低可使温度-10℃)でも施工可能、硬化時間が2時間と短いため工程短縮が可能、混合比率のずれによる強度低下が少ない、粘度が高く横向き・上向き施工が可能といった特徴がある。さらに専用の注入機器を使用することで、従来工法で必要であった…
続きを読む「スケルトン工法」~施工後の目視観察が可能、素地内部の水蒸気を外部に放出するシームレスな表面保護~
スケルトン工法は、透明コーティング剤「MBSクリアガード」とガラス繊維を組み合わせたコンクリートの剥落防止機能付き表面保護工法。「透明性」と「水蒸気透過性」の2つの大きな特徴を有し、施工後のコンクリート表面の状態を目視で観察できるとともに、コンクリートにとって有害な過剰水分を水蒸気として外部へ放出する。プライマーが不要であることから、従来の塗布工法と比較して施工期間を短縮できる。…
続きを読む「MIMM-R(ミーム・アール)」~(走行型高速3Dトンネル点検システム)~
パシフィックコンサルタンツは、計測検査(画像)と三菱電機(レーザ)とウォールナット(レーダ)と共同して走行型計測車両MIMM-Rを製造し、2014年4月から運用を行っている。この車両では、トンネルレーザ計測及び変形解析、トンネル画像計測及び損傷度評価、トンネルレーダ計測及び空洞評価が可能となる。主な機能は、①高精度な地形測量(路側の擁壁コンクリートの浮きや舗装のクラックを検出)、②トンネル…
続きを読む「Rアンカー」~抜き取り可能なあと施工アンカーボルト~
駒井ハルテックと電気化学工業は、抜き取り可能なあと施工アンカーボルト「Rアンカー」を開発した。Rアンカーは、仮設材を固定するあと施工アンカーボルトであり、使用後は完全にボルトを撤去することができる。これは埋め込み部に特殊コーティングしたアンカーボルトを用いることにより、使用後はレンチで逆回転を加えることで抜き取ることを可能としたものである。従来工法では、コンクリート内にアンカー…
続きを読む「PAZL工法」~100年の長期耐久性~
PAZL溶射工法協会は、鋼橋や鋼部材の超長期耐久性防食工法「PAZL工法」を展開している。鋼材に導電性のあるプライマー(粗面形成層)を塗布した後金属溶射(アルミ/亜鉛擬合金)を行う事で犠牲防食を図り、さらに防食塗装を組み合わせたもので、最長100年の長期耐久性を有するほか、従来(C-5系)の防食と比べて溶剤使用量を22.5%削減できる。PAZL溶射工法はアーク溶射の技術を改良した常温金属溶射で、基材到達…
続きを読む「ニッペ水性防食システム」~下塗りから上塗りまでオール水性~
日本ペイントは、橋梁など鉄構造物向けに、下塗りから上塗りまで全て水性の「水性防食システム」の営業を展開している。防食性能、光沢保持率など、従来の溶剤タイプ同等の性能を保持した上で、VOC量を従来比約9割削減でき、PRTR法対象化学物質はゼロにするなど環境に優しい。また、塗料の臭気を著しく低くできているため、住宅街に近い個所などでの施工性に優れている。5年前、試験的に施工した大阪府内で…
続きを読む「TSコートKT」~100%無機質の一液性溶剤で優れた耐久性、耐洗浄性、不燃性を発揮~
シクソンのトンネル内装塗装(視線誘導塗装)TSコートKTは、視認性、安全性の向上、走行快適性の向上、耐久性・経済性の追求を兼ね備えたトンネル内装塗装材。すでに国土交通省や首都高速道路、阪神高速道路、NEXCOなどで実績がある。TSコートKTは、100%無機質の一液性溶剤で、コンクリート・モルタル・スレートなど各種基材に常温でホーロー皮膜を形成し、優れた耐久性、耐洗浄性、不燃性を発揮することが…
続きを読む「TS光る塗装」~反射が鮮明になるよう再帰性反射ビーズを塗料材に混入せず、無機塗料材の層に挟まれた構造~
シクソンの「光る塗装」は、走行車両の夜間走行における安全性の向上を企図して開発された視線誘導塗装である、走行車両のヘッドライトの光が50~80%運転者側に反射する特性があり、急カーブなどの線形予測に大きな効果を発揮し、視認性および安全性の向上に寄与することができる。記号、文字、デザインは必要に応じて自由に描くことが可能で、色彩も、赤・青・緑など自由に選ぶことができる。TS光る塗装は…
続きを読む「トータク簡易排水装置」~交通規制を必要としない桁端部の簡易排水装置~
東拓工業は、伸縮装置からの漏水を集排水することで桁端部の劣化を抑制する『トータク簡易排水装置』を展開している。設置は全て桁下から行うため交通規制を必要としないことが特徴。また、素材にポリエチレンを採用しているため軽量で寒さに強く、腐食もせず、桁下で日光が直射しないため紫外線劣化も生じにくい。1体当たり全長1㍍、幅20㌢の樹脂製大型雨樋1~4体を連結し、伸縮装置の下側付近に桁間、…
続きを読む「ジェットマスターXYZ-3000型」~狭隘な遊間のコンクリートはつりも可能~
久野製作所の桁端部はつり用WJ機「ジェットマスターXYZ-3000型」(鉛直施工タイプ)が実績を伸ばしている。橋梁桁端部のコンクリート部材は塩化物イオンを含む凍結防止剤が混じった水の影響で、塩害が進み劣化している箇所が多く存在している。しかし総じて端部の遊間幅は狭小なため、はつり・表面処理、断面修復共に従来の手法・材料では難しい、さらに補修後も依然として凍結防止剤や残留塩分による再劣…
続きを読む「HQハイブレンAU工法」~アスファルトとウレタン樹脂の融合~
HQハイブレンAU工法は、コンクリート床版を対象とした耐久性の高いアスファルトウレタン塗膜系床版防水工法です。床版から端部立ち上げ部までシームレスに施工が可能であり、舗装との接着性にも優れる床版防水工法です。アスファルト改質技術を駆使したアスファルトウレタン系の塗膜防水材で、親和性の高い防水層を構築できます。また、アスファルト舗装との接着に優れる改質アスファルト接着層を開発したこ…
続きを読む「ノバプロテクト工法」~アクリル樹脂系防水層とアスファルト防水層による二重防水~
日東化工は、新開発のアクリル樹脂とアスファルト系塗膜防水材による橋梁コンクリート床版向け複合床版防水工法「ノバプロテクト工法」を展開している。対象は短い規制時間の施工が求められる都市高速やコンクリートの経年劣化を主因とした損傷が多い自治体の橋梁。床版表面を下地処理した後、コンクリート表面のひび割れに含浸するアクリル樹脂を表面に塗布(第1防水層)、アスファルトコーティング珪砂を敷…
続きを読む「eプレート工法」~eプレート1枚が高弾性炭素繊維シート9層分に相当~
三菱ケミカルインフラテックは炭素繊維を引抜き成形方法で板状に加工した炭素繊維強化プラスチック板をペースト状エポキシ系接着剤で既存構造物に接着固定することで鋼・コンクリート構造物の曲げ補強を効果的に行える「eプレート工法」を展開している。床版・RC桁・PC桁・鋼桁が適用対象。高弾性eプレート1枚は、従来の高弾性炭素繊維シート9層分(HM520と高弾性炭素繊維シートを比較した場合)に相当…
続きを読む「リードライン埋設工法」~荷重増を抑制しつつ補強効果を発揮~
三菱ケミカルインフラテックは道路橋コンクリート床版上面の張出部や支点部に適用が可能なCFRPロッド(炭素繊維をロッド状に加工した補強材)埋設による道路橋床版上面補強工法「リードライン埋設工法」を橋梁床版のB活荷重対応、車線拡幅、高欄更新工事等による荷重増を極力抑制しつつ補強効果を発揮する工法として展開している。樹脂モルタルの中に軽量かつ腐食の心配がないCFRPロッドを配するだけの簡便な…
続きを読む「トレカクロス工法」~炭素繊維シート製をクロス貼り~
コニシは、NEXCOが所管するトンネル覆工の既設コンクリートの劣化による剥落を防止する工法として炭素繊維シート「トレカクロス」を躯体表面に貼り付け、補修する工法を展開している。東中西日本高速道路株式会社の「トンネル施工要領」及び「設計要領第三集トンネル編」に対応しており、はく落防止性能だけでなく、トンネル内での火災事故を想定した「延焼性・自己消火性」「発生ガスの安全性」の性能も満た…
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