工法・材料ライブラリー
発注機関の皆様やコンサルタント、施工元請の皆様が必要な「一芸に秀でた」工法・材料を集めたライブラリーです。
ま行
「ミクストグラウト 」~確実な止水効果と優れた耐久性を持つ止水材により漏水補修の手直し工事を低減~
株式会社MASUDAは株式会社大林組と共同で、コンクリートのひび割れ部からの漏水を、特殊水性エマルションと親水性ポリウレタン樹脂を併用して確実に遮断する2液混合型注入止水工法『ミクストグラウト』を開発した。コンクリート構造物に発生した漏水ひび割れに対し、互いに高い機能を有した2液の止水材を混合高圧注入することで、注入箇所の水分量に左右されず、確実に止水が可能なことがメリットだ。…
続きを読む「アースコート防錆-塗装システム」~残存錆は固定化し鋼材表面を不動態化させる錆転換型防食塗料~
「アースコート防錆-塗装システム」は、橋梁インフラの維持管理に関わるニーズと技術とのマッチングを重視し、予防保全による維持管理水準の向上を低コスト(LCCの縮減共)で実現できる橋梁長寿命化修繕対策としての新しい塗装技術システムである。本工法の特徴は、素地調整後に塗布する【EARTHCOAT防錆前処理剤】は非常に粘性が低く残存錆部に深く浸透し、不動態化(黒錆に転換)すると同時に鋼材露出部表面…
続きを読む「MF炉」~塗膜くずに含まれるPCBを分無害化、鉛・亜鉛を再資源化~
三池製錬株式会社(三井金属鉱業株式会社の100%子会社)は、既存のMF炉(三井式亜鉛半溶鉱炉)を活用し、2015年9月に年間1万トンの低濃度PCB廃棄物の処理ができる施設として環境大臣認定を取得した。MF炉は、従来から電炉メーカーから排出される製鋼煙灰や自治体の焼却炉から排出される溶融飛灰といった重金属を含む廃棄物の処理を行ってきたが、そのユニークな特長は、廃棄物の処理工程から新たな廃棄…
続きを読む「FRP検査路」~軽く、錆びず、施工しやすい~
宮地エンジニアリングは、主要材料にFRP材を用いた検査路を橋梁上部工や下部工、橋側歩道などに展開し、採用を拡大している。特徴は、①材料そのものが軽いため、施工性に優れている。重機の進入が出来ない山間部や斜面でも人力で十分搬入可能。②既設橋梁や床版の近接目視点検が可能となる。③主部材がFRP製のため海岸部や工業地帯などの耐食性を求められる地域に最適。設計群集荷重は、1平方㍍あたり3.5kN。適…
続きを読むFRP防護板~塩害などの抑制も可能で足場としても活用可能~
宮地エンジニアリングは、鋼製橋梁の維持管理性の向上が期待できるFRP防護板を展開している。具体的には橋梁下面にFRP製の防護板を設置することで、①主構造や床版の近接目視点検・補修作業が可能となり常設足場(検査路)として使用できる、②塗装に有害な塩分や排気ガスの侵入を防止可能、③腐食し易い添架物を外気から保護できる、④主桁間を内面塗装とすることができるため、塗替え費用を削減可能――という…
続きを読む「FRP合成床版」~耐水性、耐食性に優れ軽量~
宮地エンジニアリングが開発、展開しているFRP合成床版は、耐水性、耐食性に優れたFRP(ガラス繊維強化プラスチック)材を支保工兼用の永久型枠として用い、コンクリート硬化後はFRPも強度部材として作用する合成床版だ。FRPの素材の自重は鋼材の約1/4と軽く、一般的な鋼・コンクリート合成床版より単位体積重量が1割程度軽くなっている。また、鉄筋コンクリート床版(RC床版)と比較して耐久性が…
続きを読む「eプレート工法」~eプレート1枚が高弾性炭素繊維シート9層分に相当~
三菱ケミカルインフラテックは炭素繊維を引抜き成形方法で板状に加工した炭素繊維強化プラスチック板をペースト状エポキシ系接着剤で既存構造物に接着固定することで鋼・コンクリート構造物の曲げ補強を効果的に行える「eプレート工法」を展開している。床版・RC桁・PC桁・鋼桁が適用対象。高弾性eプレート1枚は、従来の高弾性炭素繊維シート9層分(HM520と高弾性炭素繊維シートを比較した場合)に相当…
続きを読む「リードライン埋設工法」~荷重増を抑制しつつ補強効果を発揮~
三菱ケミカルインフラテックは道路橋コンクリート床版上面の張出部や支点部に適用が可能なCFRPロッド(炭素繊維をロッド状に加工した補強材)埋設による道路橋床版上面補強工法「リードライン埋設工法」を橋梁床版のB活荷重対応、車線拡幅、高欄更新工事等による荷重増を極力抑制しつつ補強効果を発揮する工法として展開している。樹脂モルタルの中に軽量かつ腐食の心配がないCFRPロッドを配するだけの簡便な…
続きを読む「MK-エポザク」~高付着型エポキシ樹脂塗装鉄筋~
明希はコンクリート構造物の塩害対策用途に、エポキシ樹脂塗装鉄筋『MK―エポザク』を広く展開している。その特長は、他社に無い2層構造のエポキシ樹脂コーティング(下地が従来のエポキシ樹脂粉体塗装で表面が特殊骨材入りエポキシ樹脂粉体塗装層、この上下を溶融密着方式で形成)を施していることだ。目的は大きく分けて2つある。1つは塗装鉄筋のコンクリート付着性能の向上だ。従来、エポキシ樹脂塗装…
続きを読む「セラマックス♯1000AL」~亜鉛めっき面ワンコート仕上げ可能で長期耐久性も有する~
無機質コーティング協会は、亜鉛めっき面や既設・新設の鋼構造物の重防食用の無溶剤・無機質のコーティング材「セラマックス♯1000AL」、上塗材「セラマックス#2000」の工法展開している。亜鉛めっき面を塗り替える場合はワンコート(1回塗り)仕上げが可能である。新設・既設鋼構造物の重防食塗装においても塗り重ね時間が2時間であり、1日2回塗りが可能。「ワンコート仕上げは10から15年、2回塗りは30年…
続きを読む「セラマックス3000」~2回塗りで30年以上の長期耐候性~
無機質コーティング協会は、トンネル内装(視線誘導)やコンクリート橋脚や壁高欄などの保護・防食を対象とした無溶剤・無機質のコーティング材「セラマックス♯3000」の工法展開している。建築基準法の不燃材料適合品であり、2回塗りで中性化抑止や遮塩性などコンクリート保護・防食機能および30年以上の超長期耐候性能を有し、景観維持に寄与することが可能である。セラマックス♯3000は無機化合物(アルコキ…
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