中学生6人が塗装作業を体験
愛知昭和会 中日青葉学園で塗装ボランティア活動
愛知県内の塗装会社・塗料販売店・塗料メーカーで構成する愛知昭和会(乃一剛英会長・株式会社乃一代表取締役)は15日と16日の両日、同県日進市の児童福祉施設・中日青葉学園で塗装ボランティア活動を行った。2日間で延べ約30人の会員が参加し、16日には学園の生徒6人が塗装作業を体験している。
塗替え塗装を行ったのは、学園内の駐輪場2箇所と園舎を囲む木製フェンス、園庭のスポーツウォール(コンクリート壁)。スポーツウォールは塗り重ねがされていたことから、9日に剥離処理をしてから塗替えに臨んだ。中学1~2年生の6人は木製フェンスで塗装作業を体験。会員からのアドバイスを聞き、一緒に話をしながらローラーでの作業を進め、「塗るのは楽しい」「慣れてくると早くできる」などの声が聞かれた。乃一会長は、「会員と楽しく会話をしながら塗装作業に触れることで、将来、職業選択の一つにしてもらえたらいい」と述べた。同学園の寺井陽一学園長は、「施設を建て替えてから20年が経過しているので塗替えをしていただき、有難く思っている」と感謝していた。
同会は、日本塗装工業会(愛知県塗装工業協同組合)・日本塗料商業会(愛知県塗料商業協同組合)・日本塗料工業会に属する塗装・塗料関連会社の昭和年代生まれで構成される研修グループで、今年、発足から50年を迎えた。社会貢献活動にも熱心に取組み、11月16日を「いいいろの日」に制定し、毎年同日に塗装ボランティア活動を実施している。近年は、幼稚園や少年院、児童養護施設などで活動を行っているとのことだ。
会員とコミュニケーションを取りながら、塗装作業を体験した中学生
駐輪場、木製フェンス、スポーツウォールを塗り直した
16日の活動に参加した愛知昭和会の会員