12月に岩城島側をFC架設
岩城橋 生名島側の鋼桁ブロックFC架設を完了
公開日:2020.10.27
愛媛県が、岩城島と生名島をつなぐ箇所に建設を進める岩城橋はPC桁の架設を完了し、現在、中央径間部の鋼桁架設に入っている。12日にはFC船による鋼桁ブロックの架設を行い、無事完了した。(井手迫瑞樹)
同橋は、橋長735mの5径間連続鋼・コンクリート混合斜張橋で、2面吊15段のケーブルを利用している。側径間および中央径間の一部までを192mのPC箱桁、中央部の351mを鋼箱桁とした混合構造で、現在、両側のPC桁架設を完了している。生名島側については接合桁(ブロック長2.0m、約70t(鋼コンクリート複合のため重い))の架設及び、接合桁の次ブロック(14m、約80t)の2200t吊FC船(『駿河』)による架設を完了し、EN(エレクションノーズ)による残る鋼桁(1ブロック15~20m、約72~103t)架設の準備に入っている。岩城島側については、12月にFC船(同)による架設を行う予定だ。
FC架設前の岩城橋(岩城島側から井手迫瑞樹撮影)
接合桁ブロック正面及び側面(井手迫瑞樹撮影)
駿河を用いて架設した(三井住友建設・三井住友建設鉄構エンジニアリング・昭和コンクリート工業JV提供)
設計は長大。施工は岩城島側が鹿島・MMB・富士ピー・エスJV、生名島側が三井住友建設・三井住友建設鉄構エンジニアリング・昭和コンクリート工業JV。(2020年10月27日掲載)