ダブルツインジャッキを用いて2日間で41mを送り出し
気仙沼湾横断橋 陸上部(川口地区)で1回目の送り出し架設を実施
公開日:2019.07.22
国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は17日と18日、気仙沼湾横断橋の陸上部(川口地区)において、大川を渡河するP3-P5間の1回目送り出しを実施した。陸上部は7径間連続鋼箱桁橋で橋長は473.5m。P3-P5の支間長は179mで、P3-P4が88.5m、P4-P5が90.5mだ。架設桁全長は177mとなり、これを4回に分けて送り出しで架設する。P5-P10間はトラッククレーンベントによる架設で、P5-P9間の架設は完了している。
1回目の送り出し桁長は52.8m、手延べ機(62.2m)と合わせた重量は約660tに達する。送り出しでは、ダブルツインジャッキとエンドレス滑り装置を使用して、盛り替え不要な連続した送り出し架設を行い、工期短縮を図っている。
17日試験引き後
ダブルツインジャッキ/エンドレス滑り装置
17日は午前中に試験引きを6m行った後、午後に毎分25cmの速度で12mを送り出した。18日は反力調整完了後、9時30分ごろから送り出しを毎分50cmの速度で開始。27m地点で後方台車を開放して、P5、P6の2支点支持とした。午後から送り出しを再開し、2日間合計で41mを送り出した15時に1回目の送り出しが完了した。
1回目送り出し完了後
2回目の送り出しは9月中旬でP4到達、3回目は11月下旬でP3到達、4回目は12月下旬となる予定だ。
元請は、横河ブリッジ。協力会社は、オックスジャッキ(ジャッキ工)、ミック(架設・クレーン工)など。
(2019年7月22日掲載。詳細版は「現場を巡る」で掲載予定です)