明希のエポキシ樹脂塗装鉄筋
「MK-エポザク」~高付着型エポキシ樹脂塗装鉄筋~
KeyPoint
- 表面に凹凸を設けコンクリートとの付着強度を向上
- 2層コーティングにより施工性、耐久性ともアップ
カテゴリー | |
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NETIS登録番号 | KK-070023-V |
商品リンク | http://www.meiki-pct.com/epozaku-1.html |
明希はコンクリート構造物の塩害対策用途に、エポキシ樹脂塗装鉄筋『MK―エポザク』を広く展開している。その特長は、他社に無い2層構造のエポキシ樹脂コーティング(下地が従来のエポキシ樹脂粉体塗装で表面が特殊骨材入りエポキシ樹脂粉体塗装層、この上下を溶融密着方式で形成)を施していることだ。
目的は大きく分けて2つある。1つは塗装鉄筋のコンクリート付着性能の向上だ。従来、エポキシ樹脂塗装鉄筋は、無塗装の鉄筋に比べ表面が滑りやすくなることから付着強度が減少するとされてきた。しかし、エポザクは表面に凹凸を点描状に設けることで比表面積を増やし、付着強度を無塗装鉄筋と同等以上に向上させた。なお同社が独自に行った引き抜き試験ではエポザクのコンクリート付着強度は、異形鉄筋(D19-D345)で無塗装鉄筋の116%、丸鋼(Φ19-SR295)では無塗装鉄筋比で最大209%(ショットブラストをかけた上でエポザク処理したもの)に向上する結果が出ている。組立作業時も表面の凹凸が樹脂層の滑りを抑制するため、確実な組立が可能。曲げ加工時においても従来品に比べ滑らないので安全に作業が出来る。
もう1つは製造時の塗膜のピンホールや施工時の損傷が起きにくい点だ。これは2層構造の効果によりもたらされたもの。これがピンホールの減少、衝撃に強く、曲げ加工時にも塗膜に割れや剥離、浮きといった損傷が起きにくい性能を実現させている。実際に鹿児島大学では、1年間実物暴露した上で曲げ加工したが表面に割れは生じなかった。
紫外線による塗膜の劣化を防ぐため、工場では特殊な包装をしたうえで保管している。また、昨年需要の拡大に対応するため、工場の隣接地にエポキシ樹脂塗装鉄筋メーカーでは初めて鉄筋専用の門型クレーンを有する鉄筋専用保管ヤードを設けた。製品の出荷、材料の受け入れをスムーズに行うためのもので面積は3,000㎡。
生産能力は月1,500㌧。
適用可能な鉄筋サイズは異形鉄筋がD10〜D51、長さ3.5m〜12mに対応可能。
品質基準(塗料)
土木学会「エポキシ樹脂塗装鉄筋用塗料の品質規格(JSCE-E 104-2003)」
「エポキシ樹脂塗装鉄筋補修用塗料の品質規格(JSCE-E 105-2003)」
(塗膜)
土木学会「エポキシ樹脂塗装鉄筋の品質規格(JSCE-E 102-2003)」
施工実績
伊良部大橋下部工および上部工
糸満高架橋下部工
ワルミ大橋上部工
国道229号神恵内村 屋根内大橋上部工
厳原港社会資本総合整備交付金工事
藺牟田瀬戸高架橋下部工
日生大橋(仮称)建設工事
広島南道路太田川工区橋りょう新設工事
水島港水島玉島地区臨港道路(渡河部)橋梁下部工
など
画像ギャラリー
担当者連絡先
株式会社明希 取締役 来田 安晴
〒675-1202 兵庫県加古川市八幡町野村字蟹草616-44
電話079-438-2737 FAX079-438-2771
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