道路構造物ジャーナルNET

オリエンタル白石のプレテンション方式プレキャスト桁の連結構造
「SCB工法」~PC橋の新設やRC橋の架替えでのコスト縮減、耐久性向上、工期短縮を図る~

SCB工法を用いたPC連続桁橋

KeyPoint

  • 従来のプレテンション方式プレキャスト桁の連結構造に比べて支承数を大幅に低減
  • プレテンション方式PC橋の桁端部の耐久性が向上
  • RC中空床版橋の架替え工期を大幅に短縮
カテゴリー
商品リンクhttp://www.orsc.co.jp/tec/con03_3.html
公開日:2014.08.10

 オリエンタル白石は,PC橋の新設やRC橋の架替えでのコスト縮減,耐久性向上,工期短縮が図れるプレテンション方式PC連続桁橋「SCB工法」を展開している。従来のプレテンション方式PC連続桁橋は,プレキャスト主桁を単純桁として架設した後に,中間支点上で主桁をRC構造で連結する構造である。したがって,中間支点上では,プレキャスト主桁の本数の2倍の支承数が必要となる。これに対し,SCB(Smart Connected Bridge)工法は,中間支点の支承上にプレキャスト横梁を設置し,それを介して主桁を連結する構造である。これにより,支承数を大幅に低減でき,コスト縮減や支承部の維持管理性の向上が図れる。さらに,橋脚の断面寸法もコンパクトにできることから,橋下空間の有効利用や景観への配慮などへのメリットもある。
 また,端支点もプレキャスト横梁を介してプレキャスト主桁を配置することから,プレテンション用PC鋼材の端部に十分なかぶりを確保することができ,伸縮装置からの漏水により劣化が生じやすい桁端部の耐久性が従来に比べて向上する。
 SCB工法は,PC橋の新設のみならず,大規模更新でのRC橋の架替えでも有効な工法である。特に,2柱式橋脚で支持されるRC中空床版橋を架替える場合には,既存の橋脚の大幅な改造が必要なくなることから,コスト縮減や架替え工期の短縮が図れる。

施工実績

2014年9月末実績:RC橋架替え1件(NEXCO西日本1件)

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担当者連絡先

オリエンタル白石株式会社 施工・技術本部 技術部 補修補強チーム 吉川 卓
〒135-0061 東京都江東区豊洲 5-6-52 NBF豊洲キャナルフロント
電話03-6220-0637 FAX03-6220-0639
taku.yoshikawa@orsc.co.jp

【ホームページ】
http://www.orsc.co.jp

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