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太平洋マテリアルの新しい混和材
「Facet」~6時間程度で圧縮強度24N/平方㍉の強度が発現~

床版面の採用事例

KeyPoint

  • 6時間程度で圧縮強度24N/平方㍉の強度が発現
  • 特殊な機械を必要としない
  • さまざまな打設規模に対応
カテゴリー
NETIS登録番号KT-120115-A
商品リンクhttp://www.taiheiyo-m.co.jp/products/productsSubtop_1/products_1/productEntry-183.html
公開日:2014.08.10

 太平洋マテリアルは特殊機械を用いず生コンプラントのアジテータに添加するだけで使用可能で、6時間程度で圧縮強度24N/平方㍉の強度発現が期待できる混和材「Facet」を展開している。
 普通セメントを使用したJISコンクリート(30-12-20N)に添加することで、6~12時間で24N/mm2の強度発現が可能。特殊な機械や装置を使用せずにアジテータ車へ添加することで製造ができ、可使時間を1時間~2時間確保できるため大量打設やポンプ打設にも対応。少量打設の場合は小型の傾胴式ミキサへ生コンを小分けして製造する方法や、ドライミックスコンクリートへ添加して使用する方法で対応できる。
 コンクリート構造物の修繕の現場では、設計段階で材料の使用量を正確に推定することが困難な状況だ。材料不足による工事期間の延長も難しい。そのため材料のロスや不足を極力減らす取り組みが必要とされている。
 Facetは各地域のプラントから出荷されるレディーミックスに速硬性を付与する混和材を練り混ぜるもの。練り混ぜにはコンクリート運搬用に使用するミキサー車で高速撹拌する程度で品質安定が可能だ。実際の現場でもプラントから出荷したミキサー車にFacetを添加する製造法が実用化できることを確認した。
 但しベースとなるレディーミックス(ベースコン)と混和材添加後のコンクリート(Facetコン)ではコンクリート性状が変化する特徴がある。そのため、材料の品質検査はベースコン、Facetコン両方でスランプ値、空気量を確認している。将来的には、Facetコンのデータを蓄積することで品質検査をより適切なものにしていく方針だ。
 従来の超速硬コンクリートは硬化時間が3時間以内と早期のため、施工現場には事前に使用するセメント、骨材および水を準備する必要があり練り混ぜ専用の特殊車を必要としていた。

施工実績

北陸自動車道福井管内舗装補修工事(平成23年度)/九頭竜川橋/床版部分補修/200m3程度
中央自動車道上長房橋補強工事(平成25年度)/上長房橋/PC板間詰/30m3程度
関門自動車道関門橋橋台補修工事/関門橋/橋台補修/100m3程度
東北自動車道白石川橋橋梁補修工事/白石川橋/床版部分補修/20m3程度
中央自動車道八王子管内収縮装置修繕工事(平成24年度)/調布付近高架橋/ジョイント取替/25m3程度
1.特装車の手配ができない。2.数量が大量打設となる為。3.経済的効果。4.ポンプ打設を行う為
上記4つの理由の組み合わせでの採用。

画像ギャラリー

担当者連絡先

太平洋マテリアル株式会社 小沼 孝仁
〒135-0064 東京都江東区青海二丁目4番24号(青海フロンティアビル15階)
電話03-5500-7510
takahito-onuma@taiheiyo-m.co.jp

【ホームページ】
http://www.taiheiyo-m.co.jp/

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