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早川ゴムとIHIインフラシステムが共同開発

表面温度を従来比5~10℃抑制可能な高機能コンクリート用養生マット『アクアマットSP』が実績を伸ばす

 早川ゴムとIHIインフラシステムが共同開発し、場所打ちコンクリートの平板面(橋梁のコンクリート床版・道路のコンクリート舗装・トンネルの底版・建築構造物のスラブなど)の養生分野に展開しているアクアマットSPが実績を伸ばしている。同製品は湿潤養生時におけるコンクリートの表面温度を従来の養生マットに比べて5~10℃以上抑制しつつ湿潤状態を維持し、コンクリートの品質を高めることができる養生マットだ。転用も10回程度可能。厚みも2.2mm程度と薄く、乾燥状態では1ロール(幅1m×長さ20m)で6kg程度と軽量なことが特徴だ。既に北海道から沖縄まで幅広く約90以上の現場で採用されている。


アクアマットSP

 アクアマットSPは保水力が高い不織布と吸水ポリマーに、遮光性を有するアルミ箔を積層し一体化したもの。アルミ箔は、建設現場での破れ防止など耐久性向上のためにラミネート加工している。従来の遮光対策には、コンクリート打設個所に遮蔽用の屋根を設ける、シートをかぶせるなど設置の手間がかかるほか、対策のために重ねた材料が強風によって煽られるなどの課題があった。アクアマットSPは、薄く軽量でありながらも遮光性により温度上昇を抑制し、内外温度差による拘束ひび割れを抑制できる。併せて優れた保水性を有していることから、夏季はもちろん、春から秋にかけても週2回程度の散水で表面含水率4.7%以上を確保できる。コンクリートの透気性は、湛水養生レベルの透気係数を確保でき、品質グレードの向上に役立っている。


間詰コンクリートに対する施工イメージ 上面はアルミ箔で覆われ、遮光性を発揮し、
表面温度の上昇を抑制している。

 また、標準的な養生マットは、昼夜問わず多数回頻繁な水の供給を必要とした。アクアマットSPの使用により散水回数を大幅に低減させることは、近年問題となっている建設現場での人手不足に対応する作業の省力化・省人化にも大きな効果を発揮する。

 NETIS登録番号はCG-160015-VE。製品単価は㎡当たり2,200円。