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陸上高架も桁架設がたけなわ

仙台河川国道 気仙沼湾横断橋(仮称)の主塔部が架設を開始

 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は、気仙沼港を横断する箇所に架橋する気仙沼湾横断橋(仮称)の上部工を進めている。陸上高架はすでに架設を開始、海上部についても主塔架設を進めている。その現場を取材した。(井手迫瑞樹)

 同橋は、東北地方整備局道路部が所管する橋梁として初の斜張橋形式を採用している。橋長は1,344m、幅員11m。上部工は起点側(陸上部)が鋼3+7径間(190.5m+473.5m)連続箱桁、気仙沼湾を渡る海上部が鋼3径間連続斜張橋(680m)という構造だ。床版は陸上部でRC床版、海上部で鋼床版(16mm厚)をそれぞれ採用している。鋼重は12,639t(箱桁部が3,900t、斜張橋が主塔も合わせて8,800t)に達する。平成26年3月から工事に着手しており、現在は陸上部の桁架設と海上部の主塔施工が進んでいる状況だ。

斜張橋部概要図(JFE・IHI・日ファブJV提供)

陸上高架構造一般図(横河ブリッジ提供)

 海上部を斜張橋にしたのは、漁船や大島との連絡船など航行船舶の安全確保に必要な支間長を確保し、区画漁業権への影響を最小限にするため。耐久性を考慮する施策としては、桁は全断面現場溶接継手とした。主塔頂部や主桁端部など腐食しやすい部位の防食は、溶射+フッ素の仕様を採用している。同様に床版部についても塩害対策のため鉄筋についてはエポキシ樹脂塗装鉄筋を採用する予定だ。


気仙沼湾横断橋進捗状況全景(2018年11月28日撮影、仙台河川国道事務所提供)

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