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カンボジア プノンペンの「日本橋」

日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会 チュルイ・チョンバー橋の補修工事を現場視察

 日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会は、カンボジアのチュルイ・チョンバー橋の現地視察を今初夏に行った。その視察についてまとめた。



チュルイチョンバー橋(JICAホームページより抜粋)

 日本政府はカンボジアのチュルイ・チョンバー橋(通称:日本橋)の補修補強を政府開発援助により進めている。同橋は、カンボジアの国道6A号線のトンレ・サップ川を渡河する橋梁で同国民にとってはなじみ深い橋梁だ。国道6A号線は、首都プノンペンから同市北郊を通過して、北東9州へ直接アクセスする重要な幹線道路だ。その起点となるチュルイ・チョンバー橋はその起点となる橋で、元々日本が戦後賠償で1962年に架設(冨士車輛)したものだが、1972年に内戦によりP3~P6が崩落し、長期にわたって通行不能となっていた。内戦終結後、日本の無償資金協力により、1992年に改修(大林・新日鉄・横河JV)され通行可能となり、当時のシアヌーク国王から「日本・カンボジア友好橋」と命名された。今回は、交通の要所でありながら、現在著しい損傷が見られる同橋の改修を支援し、安定した陸上交通を実現させ、同国の経済基盤の強化に寄与しようというものだ。


 さて、同橋は橋長541mの2+3+2径間連続鋼床版箱桁橋でP1~P3およびP6~P8は69mピッチ、P3~P4およびP5~P6は65mピッチ、中央径間のP4~P5は135mピッチとなっている。補修補強の内容は、本橋アプローチ部(PC橋)の架け替え(87.80m+80.70m)、本橋渡河部(鋼橋)の上部工の補修・橋面舗装・塗装(15,460㎡)、下部工の補修、取付道路の改良・舗装、付帯設備(排水管取替136本など)の設置など。また、それに付随する詳細設計、施工監理も行う。加えて、橋梁設計と施工に係る OJT を通じて現地の技術者を技術指導(ソフトコンポーネント)することで今後の維持管理を充実化させる。総事業費(概算協力額)は35.4 億円(概算協力額(日本側):33.43 億円、カンボジア王国側:1.97 億円)。

 成田からホーチミンを経て、プノンペンにつくと、夕方にも関わらずむわっと暑い。空港に降り立つと、入口が人で囲まれている。現地のスタッフに先導されて、ホテルまでの道をSUVやワゴン車数台で走る。到着したのは夕方に近い時刻であったためか、すごい交通車両の量だ。といっても、自動車は3割ほどであとは単車や単車にリヤカーのような荷台をつけたもの、トゥクトゥクと呼ばれる単車に4人乗りの座席をつけたものなどがほとんどであった。

若い国である/活気がある(以降、視察団撮影)