道路構造物ジャーナルNET

名古屋第二環状自動車道飛島JCTランプ橋工事

NEXCO中日本 1350t吊クレーンを使用して伊勢湾岸道上の桁を夜間架設

公開日:2018.02.15

1,350t吊大型クレーンを東海三県で初採用
 架設ブロック長73.6m、吊上重量約386t

 架設は、伊勢湾岸道飛島IC~名港中央IC(上り線)を20日22時~21日6時まで通行止めにして行われ、ブーム長96mを有する1,350t吊大型クローラークレーンを使用した。なお、1,350t吊クレーンは東海三県では初の採用となった。カウンターウェイトは、本体とウェイトワゴンの合計1,850tの全重量により、反力を確保している。


カウンターウェイトは合計1,850tとした

 架設ブロック長は73.6m、重量約280t(吊上重量約386t)で、通行止め開始前に約25mの高さまで地切りをし、22時10分過ぎに本格的に吊り上げを開始した。作業半径は39mで、伊勢湾岸道方向に約100度クレーンを回転させて、所定の位置にあわせて落としこみを行った。その後、ジャッキで架設済み桁との微調整を行い、溶接継手のクリアランス6mmを確保し、仮ボルト締めを行った。架設完了時間は、5時ごろだった。





架設状況

 本架設後、1月27日夜にAランプ橋J42-P77(ブロック長82.7m、吊上重量約435t)、2月3日夜にDランプ橋J24-J30(ブロック長46.8m、吊上重量約211t)の架設を完了、2月17日夜にCランプ橋J16-J25(ブロック長75.8m、吊上重量約422t)の架設を行う予定だ。


Aランプ橋(J42-P77)とDランプ橋(J24-J30)架設計画図(NEXCO中日本提供)

Cランプ橋(J16-J25)架設計画図(NEXCO中日本提供)

 架設はエム・エムブリッジ川田工業宮地エンジニアリングJV、クレーンは電材エンジニアリング
(2018年2月15日掲載 文・写真:大柴功治)

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