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橋梁維持管理用ロボット技術は未だ改良の余地あり

ロボットの効果と課題が明確に

 国土交通省と経済産業省は、直轄現場など14カ所で現場検証を実施した「次世代社会インフラ用ロボット技術・ロボットシステム」65技術の現場検証を踏まえた評価結果を公表した。

 全体評価としては、現場検証では、開発された各種ロボットを実際の現場で検証することにより、実用におけるロボットの効果と課題が明確となった。今回の評価は、2カ年を予定している現場検証の中間段階の評価なので、特に、来年度実施予定の現場検証に向けた課題が明らかになり、さらなる開発・改良が期待されるとしている。

 なかでも、橋梁維持管理用ロボット技術に関しては、ロボットによる点検結果は、従来手法による調査精度には至らなかった。とくに、飛行系については、橋梁へ近接し写真データを取得することが可能なものもあったが、遠景程度のものもあった。また、風が強い状況では飛行が不安定となり、安定性についてもさらなる技術開発が必要と評価。一方、車両系、ポール系、懸架系でも、損傷状況の把握の精度の向上や操作の安定性に向けての技術開発を求めている。

 一方、すでに現場への適用が推奨される技術として、災害調査用ロボット3件、水中点検ロボット1件の計4件を挙げた。この4技術については今後、適した現場において活用を促進していくという。

 来年度の応募資格には、「事業化を前提とした者」を明記する。公募技術の追加分として、コンクリート橋脚・橋台の目視点検代替技術、コンクリート橋脚の打音点検代替技術、支承部の目視点検代替技術、支承部の打音点検代替技術の4技術を加えた。(鋼構造ジャーナルにも掲載予定)