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NEXCO中日本 東名高速道路中吉田高架橋の塗替え再開を発表

公開日:2020.03.24

 中日本高速道路は、2019年11月21日に火災事故を起こした東名高速道路中吉田高架橋について、2020 年 1 月 21 日の委員会でまとめられた「中間とりまとめ」の暫定的な再発防止策を踏まえて、現場での安全対策を実施し、同橋を含む東名高速道路(特定更新等) 小坂川橋他3橋鋼橋補修工事での塗装塗り替え工事を再開した、と発表した。

 暫定的再発防止策の概要は以下の通り。
 塗膜除去工の作業中における火花が出る工具の足場内への持ち 込みの禁止。電気機器は防爆性能を有するものを使用し、点検、整備および施工計画書等で定められた使用方法に従っていることを確認する。
 養生シートも含め足場内で使用する全てのシートは、難燃性能又は防 炎性能を有するものを使用する。塗膜くずは、速やかに集積し、足場内に保管する場合 は、小分けにし、難燃シート等により養生する。足場外には、少なく とも1日1回以上の頻度で搬出する。
 電気設備は防爆性能を 有するものを使用し、換気設備については常時使用する。換気設備は、塗膜剥離作業の実施箇所ごとに低位置に配置し、常時使用する。常時換気と併せて、ガス検知器を作業班ごとに配備し、可燃性ガスが 滞留しやすい低い位置で測定を行い、基準値を超過した場合は直ちに 作業を中止し、作業員を退避させるとともに、換気等により濃度を下 げる措置を行う。
 火災発生時に同一足場内のすべての作業箇所に同報できる警報機器を 配置する。避難計画の作成にあたっては、二方向への避難路を確保し、煙充満時 に避難誘導できる誘導灯等を避難路に設置する。

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