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NEXCO東日本 1日交通量10万台の重交通路線を夜間通行止めして施工

京葉道路上に1夜間で3橋を一挙に架設

 東日本高速道路関東支社は2月23日、京葉道路を跨ぐ鬼高PAオフランプ橋(鋼重208㌧)、新しい鬼越歩道橋(同114㌧)、稲荷木跨道橋(同119㌧)の3橋(詳細は下表)を夜間架設した。今回通行止めした首都高速7号小松川線一之江~京葉道路原木IC間は1日通行量10万台を超える重交通路線。これを夜間6時間(23時~翌朝5時)通行止めし、跨道橋3橋を一挙に架設したもの。


                           橋梁概要表


 架設方法は鬼高PAオフランプ橋と稲荷木跨道橋の車道橋2橋が多軸式移動台車による一括架設(ジャッキダウン)、鬼越歩道橋のみ多軸式移動台車により近傍まで運んだ上で550㌧クローラークレーンにより桁を吊り上げ旋回させ橋台に据え付けた。


                         現場位置図


                      鬼高PAオフランプ橋ステップ図


                              稲荷木跨道橋ステップ図


                              鬼越歩道橋ステップ図


                   左から鬼高PAオフランプ橋、鬼越歩道橋、稲荷木跨道橋の側面図

 報道陣には鬼高PAオフランプ橋、(新)鬼越歩道橋の架設を主に公開した。23時に通行規制をはじめ、同40分に通行止めを完了させた上で、旧鬼高PA跡地から鬼高PAオフランプ橋桁を乗せた多軸式移動台車が京葉道路内に進入を開始、翌1時ごろには橋台位置直上までの桁移動を完了、桁を650㍉ジャッキダウンさせ、3 時半ごろには橋台上の支承への据え付けをほぼ完了させた。移動式多軸台車は6軸の車2台を連結させ、それを横に2列並列させたものを前後に配置、桁の上下位置を調整するためのジャッキを搭載し、その上に鋼桁を載せ、移動した。


               多軸式移動台車で桁を所定の位置まで運搬


      桁を旋回                  あらかじめ書き入れたラインに沿って慎重に移動


           段差を慎重に越える                   再びタイヤの方向を変えて橋台位置に進む準備


    鬼越歩道橋の桁の吊り上げも始まる               あっという間に旋回を完了し橋台へ据え付け


                        桁架設がほぼ完了した鬼高PAオフランプ橋


 鬼越歩道橋は0時40分ごろには桁の吊り上げを開始、1時頃には橋脚への据え付け作業に入るなどスムーズな作業を実現していた。


 施工は100人体制で臨む

 溶射採用し塗装サイクルを長期化

 施工は約100人の体制で臨んだ。1橋ごとに「監理技術者レベルのリーダーとサブの技術者を配置し、現場の細かい状況にも対応できるよう万全を期した」(JFEエンジニアリング)。

 また、京葉道路の重交通などを考慮し、塗装の塗り替えサイクルを長期化するため、3橋とも防食には、耐久性に優れた亜鉛アルミ合金溶射を施している。

 鬼高PAオフランプ橋は建設予定の新しい鬼高PAのオフランプ橋。新しい鬼高PAは東京外環道の建設に伴い平成24年度に閉鎖した旧鬼高PAの代替として、旧鬼高PA跡地を利用して建設する下り側の休憩施設であり橋梁形式の予定。(新)鬼越歩道橋は現在の鬼越歩道橋に京葉JCTのランプがかかるため架け替えるもので旧橋は次回の通行止めで撤去する予定。稲荷木跨道橋は東京外環道事業のサービス道路として供用される予定の車道橋。


 今後はPA橋、オンランプ橋を架設

 今後は新しい鬼高PA(橋梁形式のPA、鋼重約1,600㌧)、鬼高オンランプ橋(同約450㌧)の施工を順次進めていく予定だ。

 基本詳細設計はオリエンタルコンサルタンツ(鬼高PAオフランプ橋、鬼越歩道橋)、開発虎ノ門コンサルタント(稲荷木跨道橋)。詳細設計及び製作・架設がJFEエンジニアリング。一次下請が宇徳(多軸式移動台車)など。