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鋼構造物の既設塗膜や錆だけでなく塩分も除去

トヨコー『CoolLaser』が「革新的社会資本整備研究開発推進事業」に採択

 トヨコーは12月26日、開発した『CoolLaser』が、レーザーによる表面処理技術を活用した素地調整方法に関する研究開発として、国立研究開発法人土木研究所の「革新的社会資本整備研究開発推進事業」に採択された。研究期間は3年3か月間で、その間7,700万円が委託費として支出される。研究成果は技術基準や設計仕様などに反映されて公共事業での活用が図られる。(井手迫瑞樹)


 CoolLaserは、鋼橋など鋼構造物の維持管理において、表面の塩分や錆の除去に使われる技術で、表面上の1点に集光された高い強度のレーザービームを高速回転させながら円状に走査(スキャン)させ、表面の既存塗膜や錆を瞬間的に溶融、蒸散、熱破砕によって除去する工法だ。

CoolLaserの施工状況/システム車(トヨコー提供)

 表面の錆だけでなく塩分も除去できるため、塗替えの際に塩分が残ってしまうことも極力避けられるほか、施工する際に反動が少ないため、力の弱い人でも楽に扱える。加えて、水や砂などの物質を使わないため、廃棄物は錆や塗膜などの除去対象物しかなく、その対象物もレーザーにより蒸散したものを集塵機構により回収するためクリーンな作業現場を実現できる。

レーザー照射前後の支承、狭隘部にも施工が可能だ

 同社では橋梁や船舶、プラント、鉄塔などの分野に広く活用していくため研究を進めていく。

(2020年1月6日掲載)