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ネットワークが寸断する可能性が高い16箇所約85kmを選定

国土交通省 暫定2車線区間の4車線化等候補箇所を発表

公開日:2019.03.11

 国土交通省は8日、高速道路の暫定2車線区間の4車線化等候補箇所を発表した。同省は暫定2車線区間について、「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」の一環として、平成31年度から財政投融資を活用して4車線化等を実施することにしている。
 今回は、その候補箇所として、重要インフラの緊急点検の結果を踏まえた土砂災害等の危険性が高い箇所のうち、とくにネットワークが寸断する可能性が高い16箇所約85kmを選定し、今後、有識者委員会での審議などの必要な手続きを進める。
 4車線化候補箇所としては、平成30年7月豪雨で被災し通行止めとなった広島呉道路(坂北IC~呉IC/延長約12.2km)を選定した。現在の同区間の構造物比率は、土工51.6%、トンネル32.8%、橋梁15.6%となっている。
 平成28年台風10号で被災した道東自動車道(トマムIC~十勝清水IC/延長約9.5km/現在の構造物比率は土工66.5%、トンネル28.2%、橋梁5.3%)など、ほかの15箇所については付加車線の設置を予定している。
 このほか、新名神高速道路(亀山西JCT~大津JCT)の6車線化についても関係する自治体への意見聴取や有識者委員会での審議などの必要な手続きを進めていく。


4車線化等候補箇所

(2019年3月11日掲載)

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