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関係者約190人が出席

首都高速道路 晴海線豊洲出入口~晴海出入口間の開通式典を開催

公開日:2018.03.13

 首都高速道路10号線(晴海線)豊洲出入口~晴海出入口が10日午後4時に開通した。2009年2月には東雲JCT~豊洲出入口までの1.5kmが開通しており、今回開通した豊洲出入口~晴海出入口1.2kmとあわせて、晴海線は延長2.7kmとなった。当日は、午前10時から晴海出入口近くの特設会場で開通記念式典が開催され、関係者約190人が出席した。


位置図

特設会場で開催された開通記念式典

 首都高速道路の宮田年耕社長は冒頭の挨拶で、「開通により、臨海部と都心のアクセスが強化され、より便利で快適な暮らしを提供できることを期待している。具体的には、有明通りや晴海通りなど晴海地区全体の混雑緩和に寄与するとともに、晴海地区と羽田空港のアクセスが向上するなど、所要時間の短縮も見込まれる。また、晴海線は湾岸線と都心をつなぐ深川線や台場線に加えて、都心に向かう第3のルートとなり、事故や災害による突発的な通行止め発生時の迂回や、渋滞などの交通状況にあわせたルート選択も可能になる。さらに災害発生時における救命活動や物資輸送に重要な役割を果たすことを期待している」と述べた。
 来賓として、秋元司国土交通副大臣と長谷川明東京都副知事が祝辞を述べた。秋元司国土交通副大臣はゆりかもめ線上の架設などの難工事に対して首都高速道路と工事関係者に敬意と感謝を伝えた上で、「晴海地区と臨海部のアクセス強化により、さらなる地域の活性化が期待される。また、晴海エリアは東京オリンピック・パラリンピックの選手村の予定地となっており、各選手団の輸送の効率化に晴海線が大きく寄与すると考えている」と述べた。


(左)鋏入れとくす玉開き (右)通り初め

 祝辞と来賓紹介後、地元の小学生も参加して鋏入れとくす玉開きが行われた。その後、開通する高速道路上で通り初めが行われ、来賓をはじめ小池百合子東京都知事などが参加した。
(2018年3月13日掲載)

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