橋長は約350㍍、中央支間長は約160㍍、橋脚高は約100㍍
阿蘇大橋架替え橋梁の形式はPC3径間連続ラーメン箱桁に決定
公開日:2016.07.29
国土交通省九州地方整備局は29日、国道325号ルート・構造に関する技術検討会(委員長=日野伸一九州大学副学長)を開催し、熊本地震で崩落した阿蘇大橋架替え橋の黒川渡河部の橋梁形式について、3径間連続PCラーメン箱桁に決定した。橋長は350㍍弱、中央支間長は160㍍強程度を想定している。右岸部のアプローチ橋を含めた橋梁延長は約600㍍程度になる見込み。また、渓谷内の橋脚高は100㍍弱に達する。最も早く施工が可能で、安全性も高い形式として同形式を採用したとしている。アプローチ部の橋梁形式は未定。
基礎についてはこれからボーリング調査を行い、形式や深さを確定する。特に渓谷部の橋脚基礎は地下水が流れている可能性が高く、施工時は細心の注意が必要となる。