道路構造物ジャーナルNET

太平洋マテリアルのひび割れ低減用耐アルカリガラス繊維ネット
「太平洋ハイパーネット60」

太平洋ハイパーネット60

KeyPoint

  • ひび割れ発生に対する局部耐力を向上
  • 分散効果により1本当たりのひび割れ幅が極小化
  • 躯体の耐久性が向上
カテゴリー
NETIS登録番号SK-080003-V
商品リンクhttp://www.taiheiyo-m.co.jp/products/productsSubtop_1/products_1/productEntry-028.html
公開日:2014.08.10

 太平洋マテリアルのコンクリート構造物ひび割れ低減用耐アルカリ性ガラス繊維ネット「太平洋ハイパーネット60」が橋梁下部工や地覆・高欄、伸縮継手部を中心に実績を伸ばしている。平成18年に販売開始以来、採用案件は3000件を超えた(平成26年7月現在)。
耐アルカリ性ガラス繊維を網状に織り上げ、アクリル樹脂を塗布し固化させているひび割れ防止ネット。
 新設マスコンクリート工事などのひび割れが予想される方向や箇所に対して集中的にネットを敷設し、ひび割れ発生に対する局部的耐力を向上させることによりひび割れを発生しにくくする。またネットの持つひび割れ分散効果により、1本当たりのひび割れ幅が極めて狭くなる。このため、耐久性に影響を与えるひび割れへと成長しにくくなる。これらのメカニズムにより、コンクリート構造物に発生する補修を必要とするひび割れの発生を抑制することができる。
施工手順は以下のとおり。
①取付けレベルを設定する。
②結束位置を決め、結束する。(開口部等、応力が集中する部分や、事前の解析等により、ひび割れの発生の可能性が高い箇所は、取り付け枚数を増やす等、補強する。)
③ハイパーネット60がはずれ落ちないよう、またコンクリートがハイパーネット60に直接あたらないようにコンクリートを打ち込む。コンクリートは、ハイパーネット60前後より充分締め固める。
 ネットは長さ方向の繊維を多く、幅方向の繊維を少なく(写真)しており、引張剛性と良好な付着性能によって、ひび割れ抵抗力を高めている。30㍉×30㍉の網目間隔のため、コンクリートやモルタルにも馴染み易い。あらかじめ鉄筋に結束するかコテ等で伏せこむだけで簡単に施工ができ、ハサミで簡単に切れるため、適量を適切な個所に簡単に取り付けられる。
 ネットは1ロール21㌢幅×50㍍、5ロールで1セット。1セット当たりの単価は9万円。
(その他のNETIS登録番号)
一般財団法人 日本建築総合試験所 建築技術性能証明書 GBRC 性能証明 第13-29号

施工実績

施主:高知県
工事名称:坂本橋下部工工事
施工箇所:下部工
施工規模(納入量):2,500m(800平方㍍)
採用理由:マスコンクリートのひび割れ対策として

上記を含め
総計 3000件以上 120万平方㍍以上(平成26年7月末現在)

画像ギャラリー

担当者連絡先

太平洋マテリアル株式会社 基板材料営業部  立川 則久
〒135-0064 東京都江東区青海二丁目4番24号(青海フロンティアビル15階)
電話03-5500-7510
norihisa-tatsukawa@taiheiyo-m.co.jp

【ホームページ】
http://www.taiheiyo-m.co.jp/

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