道路構造物ジャーナルNET

ショーボンド建設の短時間・低環境下コンクリート表面被覆工法
「RACシート」~表面に貼るだけでOK~

RACシート工法

KeyPoint

  • 現場で離型フィルムを剥がし、下地処理を施した表面に貼るだけで施工完了
  • -10℃の低温環境下での施工可能
  • トップコートは耐候性フッ素フィルムのため長期耐久性に優れる
カテゴリー
NETIS登録番号KT-080013-A
商品リンクhttp://www.sho-bond.co.jp/html/81-bk.html
公開日:2014.08.10

 ショーボンド建設は特殊粘着シートを用いたコンクリート構造物表面被覆工法『RACシート工法』を展開している。塗装系の劣化防止工法では困難な、(直下に鉄道があり短時間での施工が求められる高架や低温環境下における施工など、厳しい施工条件下での適用を図っている。
 シートは離型フィルムと中塗に相当するアクリル樹脂系粘着剤、耐候性フッ素フィルムで構成されている。現場で離型フィルムを剥がし、下地処理を施した表面に貼るだけで施工が終わる手軽さが最大の特徴だ。
 従来のコンクリート保護塗装は基本的に下地処理、プライマー、パテ、中塗、上塗の5工程を必要とした。とりわけ、塗り替えの際には、これに旧塗膜の除去なども重なり、手間を要する。
 同シートは、コンクリート面に直接貼付ける場合は、下地処理ついでプライマー、パテ処理して養生後、脱泡に気を付けながら貼るだけの2工程に簡素化できる。既に保護塗装等が施された面に施工する場合は、活膜面はそのまま活かし、水洗い等による清掃後、その上から貼ることができるため、塗膜撤去することなく施工できる。
 材料コストは若干高めだが、工期が短縮できる分メリットがある。とりわけ跨線・跨道橋など速さが要求される現場ではその強みがさらに生かされる。また、アクリル樹脂系の粘着剤を用いているため-10℃の低温環境下での施工も可能だ。
 ひび割れ追従性も試験室内で供試体を用いた温冷繰り返しおよびアルカリ浸漬試験を実施し性能は確認済み。また、既に試験施工しており振動によるひび割れの開閉への追従や風圧による剥がれも現状ではない、としている。
 耐候性はフッ素フィルムで十分対応している。施工マニュアルも策定しており、積極的に適用を働き掛けていく。
 設計単価は塗装活膜面が13,930円/㎡(下地処理除く、プライマー・パテ不要)、RC面が17,929円/㎡(下地処理除く、要プライマー・パテ)

施工実績

H20松原和泉陸橋補修工事   1,270m2
主要地方道福岡早良大野城線外橋梁補修工事 155m2 他

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担当者連絡先

ショーボンド建設株式会社 技術本部 山崎 大輔

〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町7番8号

電話03-6861-8105

yamazaki-d@sho-bond.co.jp

【ホームページ】

http://www.sho-bond.co.jp/

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