道路構造物ジャーナルNET

太平洋マテリアルのコンクリート構造物および舗装の表面補修・補強材料
「ラテックス改質速硬コンクリート(LMFC)」~コンクリート舗装等の長寿命化に~

LMFC施工例

KeyPoint

  • 低い物質透過性(水・塩化物・二酸化炭素等の劣化因子を侵入させない)
  • 曲げ・付着強度の向上
  • 低収縮性(ひび割れ抵抗性)
カテゴリー
NETIS登録番号QS-190043-A
商品リンクhttps://www.taiheiyo-m.co.jp/archives/001/202006/5edd8db1c0ad0.pdf
公開日:2020.05.27

 太平洋マテリアルはポリマー粒子であるラテックス(SBR:スチレン・ブタジエンゴム (styrene-butadiene rubber))を混合し速硬性をもった、曲げ・付着強度、劣化因子の侵入抵抗性、低収縮性(ひび割れ抵抗性)、高耐久性に優れたコンクリートを開発した。現在今後増加するといわれている建設後50年を経過した橋梁の補修・補強に需要が見込まれる

ラテックス改質速硬コンクリートの特徴
①ラテックスによるフィルム効果

 ラテックスによるフィルム効果により外部からの劣化因子(炭酸ガス、塩化物イオン、水等)の侵入を防ぎ、長期耐久性が向上する。普通コンクリート※に比べ3.5倍程度の抵抗性。

②付着力の向上
 ラテックスにより既設構造物に対するに対する付着強度が普通コンクリート※に比べ向上する。【(実験による付着強度例)付着強度:2.98N/mm2 】

③収縮の低減
 ラテックスの改質効果と速硬基材の相乗効果により乾燥収縮が普通コンクリート※に比べ40%程度低減。
(※:ラテックス、速硬材を除いた同一骨材によるコンクリート)

 ラテックス改質速硬コンクリートが不透水層となることから橋梁舗装に使用する際に防水層の形成が必要なく、また舗装部分をコンクリートに変更することによる増厚効果による補強効果により橋梁の長寿命化に最適なことから、橋梁の床版・舗装一体補修を対象として展開を図る計画だ。

【関連記事】
北海道開発局 山水橋のコンクリート舗装を伴う補修とその経過状況

施工実績

一般国道453号 恵庭市 山水橋補修他一連工事:北海道開発局 札幌開発建設部千歳道路事務所:2017年
 市道添山29合繊宗山川3号橋路面補強工事:北海道北斗市:2017年

画像ギャラリー

担当者連絡先

太平洋マテリアル株式会社
営業本部 混和材営業部
小沼 孝仁

〒114-0014
東京都北区田端六丁目1番1号(田端ASUKAタワー15階)
電話 03-5832-5218 FAX 03-5832-5254

メールアドレス takahito-onuma@taiheiyo-m.co.jp

お問い合わせ
当サイト・弊社に関するお問い合わせ、
また更新メール登録会員のお申し込みも下記フォームよりお願い致します
お問い合わせフォーム