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工法・材料ライブラリー

橋梁長寿命化修繕計画への対策塗装
「アースコート防錆-塗装システム」~残存錆は固定化し鋼材表面を不動態化させる錆転換型防食塗料~

塩水噴霧試験3000時間
KeyPoint
  1. 1種ケレン以外の素地調整工でRc-Ⅰ塗装系相当以上の防錆力を発揮
  2. 剥離材工法の塗膜除去後にブラスト処理の必要がなく高耐久防食塗装が可能なため、足場垂直養生費等も軽減
  3. 耐候性に優れた各層の塗り重ねシステムにより、優れた耐久性を持ち長期にわたり防錆力を保持する
カテゴリー NETIS登録番号 KK-110056-A
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「アースコート防錆-塗装システム」は、橋梁インフラの維持管理に関わるニーズと技術とのマッチングを重視し、予防保全による維持管理水準の向上を低コスト(LCCの縮減共)で実現できる橋梁長寿命化修繕対策としての新しい塗装技術システムである。

 本工法の特徴は、素地調整後に塗布する【EARTH COAT防錆前処理剤】は非常に粘性が低く残存錆部に深く浸透し、不動態化(黒錆に転換)すると同時に鋼材露出部表面には防錆被膜を形成し過剰な腐食因子の影響を低減させる。また次工程までの塗装間隔は5分以上で作業性にも優れる。

 その後に塗布する【EARTH COAT防錆塗料】は、従来の弱溶剤形変性エポキシ樹脂塗料下塗より優れた防錆力と錆転換を促進する機能を持ち、2層塗りを行う為に防錆品質を確保し、その塗り重ね可能時間が早い。

 また保護層(中塗り工)の弱溶剤形ふっ素樹脂塗料用中塗【EARTH COAT中塗F】は、従来品では紫外線に弱いエポキシ樹脂の採用が多いのに対し、紫外線に強い耐候性に優れたウレタン樹脂を採用している。そのため、保護層(上塗り工)の弱溶剤形ふっ素樹脂塗料【EARTH COAT上塗F】が経年劣化し塗膜摩耗を生じて紫外線の透過率を増したとしても中塗り層がカバーし、上塗り層と中塗り層のダブル紫外線保護機能で、長期に渡り防錆層を保護し防錆力を保持することができるのも本工法の特徴でもある。


 最近では厚労省からの通達「鉛等有害物を含有する塗料のはく離やかき落とし作業における労働者の健康障害防止について」に順守して行う案件においても、本工法と組み合わせることにより塗膜剥離後の素地調整工にブラスト処理までは必要とせず、サンダーケレン処理の素地調整工で対応できるため、橋梁長寿命化修繕対策と共に考慮ができコストパフォーマンスに優れる工法として引き合いも増えてきている。

 その他には、ブラスト処理が困難な耐候性鋼材への対策等に対しても引き合いは多い。また、剥離剤工法では鋼材露出期間が長くなるため軽度な腐食が生じ易い課題点があるが、その問題の対策としても有効であると考えられている。


 施工面積にもよるがRc-Ⅰ塗装系では最短5日間工期が必要になることに対し、アースコート防錆-塗装システムでは最短3日間で仕上げることが可能である。また、コスト面に関してはRc-Ⅰ塗装系と比較し、本工法塗装前の素地調整工によっても異なるが、約60%のコスト縮減(100年間のライフサイクルコスト)が可能となり、対応できるインフラ設備の最大化が期待できるメンテナンスシステムである。

 課題としては、こぶ錆(層状錆)が厚く残ったまま錆転換型防食塗装を施しても、錆が活性化している境界まで錆転換剤が行き届かない。防錆塗料は従来の弱溶剤形変性エポキシ樹脂塗料下塗とは違い、新たな塗料としての塗布感覚を掴む必要性がある。


 従来のRc-Ⅰ塗装系や剥離剤工法後の橋梁長寿命化修繕対策塗装では、完全なる除錆と有機ジンクリッチペイントの密着性を確保させるために、1種ケレン(ブラスト工法)にて基材をISO Sa2 1/2以上までケレンする必要があった。それに伴い騒音や粉塵対策のためのパネル板を用いた足場垂直養生及び粉塵濃度を下げるための負圧集塵設備等のコスト面、長期に渡る工期、大型コンプレッサー等の機械設備設置エリアの確保、施工可能業社の確保等が課題であったが、本工法はサンダーケレン処理の素地調整工で従来工法(Rc-Ⅰ塗装系)と同等以上の重防食効果を実現するため、塗装工のみのコスト削減だけでなく、工事全体のコスト削減もでき、かつ上記の課題を解決できる工法である。

※NETISでは平成30年度内にVランクへ昇格する予定となっている。

■施工実績

抜粋案件①
工事名:牧港火力6号機純水タンク補修塗装工事 発注:某電力株式会社 規模:193㎡ 
塗装系:アースコート防錆-塗装システム 標準工法
平成17年施工 紫外線を多く浴びる屋外で海岸より至近距離の重塩害地域でもありながら、13年目を迎えるが非常に良好な状態を維持している。

抜粋案件②
工事名:あきらこ線橋橋梁補修工事 発注:千葉県松戸市役所 建設部 道路維持課 規模:2,762.4㎡
塗装系:アースコート防錆-塗装システム 標準工法
平成26年施工 特定業者による施工体制ではなく公平性が確保され、防錆性能の品質確保の容易性も向上するため、他仕様よりVE変更。

抜粋案件③
工事名:道路維持(交付金・橋梁修繕)及び県単橋梁修繕合併工事(府中橋塗替工) 発注:千葉県県土整備部 葛南土木事務所 規模:740㎡
塗装系:アースコート防錆-塗装システム 環境配慮型はく離 / 標準工法
平成27年施工 有害物質含有塗膜除去対策による剥離剤工法と橋梁長寿命化修繕対策塗装の両方を考慮した仕様で、本工法の経済効果の評価をいただき採用発注。

抜粋案件④
工事名:平成26年度 42号尾鷲道路修繕工事 発注:国土交通省 中部地方整備局 紀勢国道事務所 規模:30㎡
塗装系:アースコート防錆-塗装システム 環境配慮型はく離 / 標準工法
平成27年施工 元々の設計はRc-Ⅰ塗装系の仕様であったが、既存塗膜に鉛が含有していたため、剥離材工法と組み合わせた本工法の経済効果の評価をいただきVE変更。

抜粋案件⑤
工事名:市道大元橋長寿命化修繕工事 発注:高知県安芸市市役所 規模:580㎡
塗装系:アースコート防錆-塗装システム 標準工法
平成27年施工 耐候性鋼材の橋梁で元々の設計はRc-Ⅰ塗装系であったが、耐候性鋼材表面は塗膜と違い非常に硬くブラスト処理を行うにしても通常の2~3倍程度の労力を要するためにコスト面と工期面の問題を生じていた。サンダーケレン処理で表面の脆弱な層の除錆を行い、本工法を用いることで問題解決ができVE変更。

・国土交通省発注工事:19件 その他公共機関発注工事:230件 民間発注工事:26件以上  施工実績面積:累計118,300㎡

■担当者連絡先

三重塗料株式会社 本社 営業推進本部  

〒515-0019 三重県松阪市中央町462-5

電話:0598-51-6666 / FAX:0598-52-6828

メールアドレス:earthcoat@mietoryou.co.jp

【ホームページ】

http://earthcoat.mietoryou.co.jp/