最新インタビュー

ミッシングリンク、都市の渋滞対策、災害時の冗長性確保

近畿地方整備局 道路整備は未だ不十分

国土交通省
近畿地方整備局
前 道路部長
橋本 雅道 氏
 国土交通省近畿地方整備局は、4843の橋梁、206のトンネルを管理している。両構造物とも供用年数50年以上を超えた箇所を多く抱え、20年後にはそうした構造物がトンネルで半数弱、橋梁では過半数をはるかに超えるため、その対策は待ったなしである。一方で、紀勢自動車道などミッシングリンクの対策や、大阪湾岸道路西伸部や淀川左岸線など都市部の渋滞対策は関西地域の経済を支え、発展させるためにこちらも焦眉の急といえる。そうした施策をどのように進めてい…
プレキャストPC 床版接合部分の性能試験方法、床版上面断面修復工法など

NEXCO3社が2年ぶりに橋梁に関わる技術基準を改定

NEXCO総研
道路研究部
橋梁研究室長
長谷 俊彦 氏
 NEXCO3会社は、7月1日付で2年ぶりに技術基準の改定を行った。橋梁分野では大規模更新の現状に配慮してプレキャストPC床版接合部分の性能試験方法、プレキャストコンクリート壁高欄の性能照査の改定を行った。また、大規模修繕に該当するものとして床版上面断面修復工法における施工方法や施工規模の選定方法を追加し、床版防水の現在の製品動向を踏まえてグレードⅠ規格Bを廃止した。ゴム支承の耐オゾン性能評価に関する規格値についてはH29道路橋示方書の改定…
仙台南部道路の付加車線設置事業は2021年度の完成目指す

NEXCO東日本仙台工事 2020年度内の完成目指し常磐道の4車線化進める

東日本高速道路
東北支社
仙台工事事務所長
広瀬 剛 氏
 東日本高速道路東北支社仙台工事事務所は、日本道路公団による設置から数えて52年を経過する「老舗」の工事事務所だ。現在は常磐道の4車線化や仙台南部道路の工事を進めており、常磐道岩沼IC~山元IC間約14kmの4車線化は2020年度の完成を目指し、急ピッチで施工を進めている。管内構造物の特徴と進捗状況について、広瀬剛所長に聞いた。(井手迫瑞樹)常磐道4車線化は約14km、橋梁は6橋 仙台南部道路付加車線事業は3km、広瀬大橋の2期工事を施工中 ――管内事…

現場を巡る

2500t積みの台船上に上下2段積みのテーブルリフトを3点に配置し、昇降操作して撤去・架設

兵庫県 昨年の台風21号で被災した鳴尾橋が9月復旧へ

 兵庫県阪神南県民センター西宮土木事務所は、7月2日および17日の両日、昨年9月4日の台風21号により漂流した船の激突によって被災した県道芦屋鳴尾浜線鳴尾橋(P2~P3間、単純鋼床版箱桁橋、橋長60m、幅員10.65m、撤去重量420t)の損傷した橋桁の撤去・および復旧桁の架設を行った。同橋は阪神高速5号線の甲子園浜~鳴尾…
早川ゴムとIHIインフラシステムが共同開発

表面温度を従来比5~10℃抑制可能な高機能コンクリート用養生マット『アクアマットSP』が実績を伸ばす

 早川ゴムとIHIインフラシステムが共同開発し、場所打ちコンクリートの平板面(橋梁のコンクリート床版・道路のコンクリート舗装・トンネルの底版・建築構造物のスラブなど)の養生分野に展開しているアクアマットSPが実績を伸ばしている。同製品は湿潤養生時におけるコンクリートの表面温度を従来の養生マットに比べて5…
門型カルバート構築に向けて跨道橋の撤去と仮設土留め工を実施

NEXCO東日本 上信越道蓬平地区で地滑り対策工事が進捗

 東日本高速道路(NEXCO東日本)は、上信越自動車道の坂城IC~更埴JCT間に位置する蓬平地区の長大切土のり面区間で、本線を291mにわたりカルバート化して約18万m3の押え盛土を設置する抜本的な地滑り対策工事(施工延長538m)を高速道路リニューアルプロジェクトとして行っている。工期は2017年12月26日から2022年7月2日…
昼夜連続追越車線規制期間中に地覆撤去のための吊孔と切断を先行で施工

NEXCO西日本 広島道 烏帽子第一橋で床版取替工事

 西日本高速道路(NEXCO西日本)は、広島自動車道の広島北JCT~広島北ICに架かる烏帽子第一橋(下り線)で床版取替工事を実施した。同橋は1983年の供用から36年が経過し、既設RC床版にひび割れや鉄筋露出などの損傷が発生していることから、広島道では初めてとなる高速道路リニューアルプロジェクトとして、床版取替を行…
製作・架設・防食など上部工の詳細に迫る

気仙沼湾横断橋 主塔の架設を終えて桁の張り出しへ

 国土交通省東北地方整備局が、三陸沿岸道路気仙沼道路(気仙沼~唐桑間約9km)の気仙沼港を渡る箇所に建設中の気仙沼湾横断橋(仮)、(以後は便宜上(仮)を外す)はこの5月中旬に主塔の架設を終えて、2020年末までの上部工の完了を目指し、桁の張り出し施工に着手している。現在までの主塔架設及び桁架設を中心に防食…
上り線施工時の一時的な活荷重の増加が床版の急速な劣化を招く

東日本高速道路 東北道迫川橋(下り線) 予想外の床版取替工事現場ルポ

 東日本高速道路は、2019年5月26日~6月29日の35日間、東北道築館IC~若柳金成IC間の迫川渡河部に位置する迫川橋(下り線)の床版取替工事を行った。同橋は上り線について2018年度に床版を取替えている。下り線は当面の床版取替の予定はなかった。しかし、上り線施工後、再度調査したところ床版の劣化が急速に進んでいる…
クレーンとの2箇所同時施工で工期短縮図る

NEXCO中日本 風祭高架橋床版取替工事で床版取替機を初採用

 中日本高速道路(NEXCO中日本)東京支社は、小田原厚木道路の風祭高架橋床版取替工事を実施した。同橋は1969年の開通から50年が経過し、既設RC床版に損傷が発生していることから、高速道路リニューアルプロジェクトとしてP4~P4-6間の床版取替(面積920.7m2)を行った。床版取替機とクレーンを用いて床版の撤去・架設を2…

連 載

取替RC床版の開発及び実橋における施工事例

日本大学大学院
非常勤講師
阿部 忠 氏
【共著】株式会社小野工業所 技術部高橋 明彦 氏上山市役所建設課土木係武田 秀人 氏 1.はじめに 地方公共団体では,道路橋の老朽化対策として,道路橋定期点検要領1)に基づいて橋梁点検を実施し,部材ごとに損傷度の判定および健全度の判定を行い,損傷が軽微な段階で修繕を行う「道路橋長寿命化修繕計画(以下…
㊺協議のあり方 プログラムの使い方 

民間と行政、双方の間から見えるもの

富山市
建設技術統括監
植野 芳彦 氏
1.はじめに   暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?前回「大島橋」の問題に関して、書きましたが、「もっと技術的な話かと思った。」という意見がありました。具体的にどう処理したのか?聞きたいというものですが、それは企業秘密です。それぞれ限られた条件の中でどう対処するのかは、設計者や管理者…
シリーズ「コンクリート構造物の品質確保物語」㉛

過酷環境下で供用されるコンクリート構造物の耐久設計の難しさ

横浜国立大学
大学院 都市イノベーション研究院
教授
細田 暁 氏
1. はじめに 前回は「東北地方におけるRC床版の耐久性確保の手引き(案)(2019年試行版)」の特徴について説明した。今回以降は、筆者を含め、この手引きの策定に関わったメンバーにより、手引きの具体的な内容や、東北地方で今後も課題であり続けると思われる十分な凍害抵抗性の確保について、解説していきたい。 今…
⑦【番外編】髙木氏のメッセージを受けて~今僕にできること~

若手・中堅インハウスエンジニアの本音 ~マネジメントしつつ専門的知見を得ていくために~

愛知県東三河建設事務所
道路整備課(事業第三グループ)
宮川 洋一 氏
はじめに 今回の投稿は少し趣向を変えて、本誌連載をされております髙木さまへ、読者でもある私から50回記念投稿への感想と、私の取り組みの近況報告という形で、本連載投稿としてみることとしました。 題して、「『若手・中堅インハウスエンジニアの本音 ~マネジメントしつつ専門的知見を得ていくために~』第7回【番…
低温環境下、沿岸部など

厳しい環境下でのシラン系表面含浸材の施工の留意点整理に向けて

国立研究開発法人土木研究所 
寒地土木研究所 耐寒材料チーム
主任研究員
遠藤 裕丈 氏
◆はじめに シラン系表面含浸材は、撥水機能を有するアルキル基から構成されるシランモノマーやシランオリゴマーを主成分とし、コンクリート部材への水や塩化物イオンの侵入を抑えるため、コンクリートの表層を疎水化させる浸透性の保護材です(写真-1)。施工が容易で経済性に優れ、施工後も部材の外観を変化させないなど…

『工法・材料ライブラリー』『記事』更新履歴

2019年7月5日 業界ニュース ESCON協会 ESCON桁採用に向けた検討が進む
2019年5月27日 業界ニュース 阪神高速 第51回技術発表会を開催
2019年5月15日 業界ニュース 気仙沼湾横断橋 主塔の架設が完了
2019年2月24日 業界ニュース PC床版継手工法研究会が技術講演会を開催
2019年2月13日 業界ニュース NEXCO西日本 関空連絡橋A1~P1の橋桁を架設
2019年1月29日 業界ニュース KEYTEC「電磁波レーダ法」の講習会を開催
2019年1月19日 業界ニュース PC建協が新年賀詞交歓会を開催
2019年1月11日 業界ニュース 日本橋梁建設協会が新年交礼会を開催
2018年10月23日 業界ニュース 山口県 大島大橋に大型貨物船が衝突