最新インタビュー

支承部周辺の損傷と取付部段差が顕著

「平成30年北海道胆振東部地震」厚真町などでの橋梁調査結果

北見工業大学
工学部
准教授
宮森 保紀 氏
 北見工業大学の宮森保紀准教授は、地震発生3日後に比較的震度が高かった震央西側を流れる厚真川とその周辺に架かる15橋の調査を行った。最大震度は7だったが、調査範囲内の橋梁では熊本地震で発生したような大規模な損傷は発生せず、支承部周辺の損傷や橋梁取付部の段差が確認された。15橋の調査結果について詳細を聞いた。支承部周辺の損傷と取付部段差が多数の橋梁で発生 橋脚のひび割れや被りコンクリートのはく落は確認されず ――まず、宮森准教授のご専…
下塩原第一橋梁(仮称)ではメラン架設工法を県内初採用

栃木県 常総・宇都宮東部連絡道路、下塩原バイパスなどの事業を推進

栃木県
県土整備部長
江連 隆信 氏
 関東1都6県で最も広い面積を有する栃木県では、県央部・東部・西部の各南北軸と県央部・北部・南部の各東西軸のネットワーク強化に取り組んでいる。その県央部南北軸のひとつとして常総・宇都宮東部連絡道路の整備を推進している。県央部の鬼怒川東側には工業団地が集積し、産業活動の一大拠点となっているため、その活力維持とさらなる発展を目指してのものだ。また、西部や北部の山岳部では自然災害に強いネットワークの構築を目的として、栃木西部・会津南…
新設橋梁20橋のうち16橋完成 4橋で上部工施工中

NEXCO東日本上信越道4車線化事業 年内に約8割の4車線化が完了

東日本高速道路株式会社
新潟支社
信越工事事務所長
川嵜 裕二 氏
 上信越自動車道の最後の暫定2車線区間となった信濃町IC~上越JCT間は、2012年4月に4車線化への事業許可変更が認められ、2014年度から本体工事に着手した。同区間は2mを超える岩塊の出る地盤や日本でも有数の地すべり地帯を抱えるとともに、年間降雪量が10mを超える箇所もある豪雪地帯であることから難易度の高い工事となったが、8月末時点での事業費ベースの進捗率は8割に達した。その4車線化事業について、事業を担当する信越工事事務所の川嵜裕二所長に聞い…
鋼構造物の防食上大事な9項目を網羅

土木学会の鋼構造物の防食性能の回復に関する調査研究小委員会の成果を出版へ

九州大学
准教授
貝沼 重信 氏
 九州大学の貝沼重信准教授は、土木学会の鋼構造物の防食性能の回復に関する調査研究小委員会(委員長:貝沼重信、委員:約50名)や腐食防食学会の建設小委員会(委員長:貝沼重信、委員:約20名)を主軸として、活動している。これらの委員会は、土木分野だけではなく、化学、材料科学、電気化学などの様々な専門分野の第一線で活躍する研究者や技術者で構成され、学際的視点で鋼構造物の腐食防食について議論している。今年度中に土木学会委員会の成果として…

現場を巡る

道路橋床版の点検診断の高度化と長寿命化技術に関する小委員会 施工総研内で

コンクリートの損傷を模擬した床版を用いた非破壊検査共通試験を開催

 土木学会鋼構造委員会「道路橋床版の点検診断の高度化と長寿命化技術に関する小委員会」(委員長:橘吉宏(中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社金沢支店))は、10月25日に富士市の(一社)施工技術総合研究所でコンクリートの損傷を模擬した床版を用いた非破壊検査共通試験を行った。いずれも舗装に覆わ…
SCBR工法を採用して架け替え

西日本高速道路四国支社 崩落した立川橋は来年夏休みまでの復旧目指す

 西日本高速道路四国支社は、2018年7月豪雨で大規模な土砂崩落により落橋した高知自動車道(上り線)立川橋(高知県大豊町、立川トンネル南坑口付近)の架け替えを進めている。7月3日からの総雨量は7日までの五日間で1,336mm(笹ヶ峰南観測局)に達し、7月7日未明には、実に同橋より約220mの高さから土砂崩落を生じさせた…
陸上高架も桁架設がたけなわ

仙台河川国道 気仙沼湾横断橋(仮称)の主塔部が架設を開始

 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は、気仙沼港を横断する箇所に架橋する気仙沼湾横断橋(仮称)の上部工を進めている。陸上高架はすでに架設を開始、海上部についても主塔架設を進めている。その現場を取材した。(井手迫瑞樹) 同橋は、東北地方整備局道路部が所管する橋梁として初の斜張橋形式を採用して…
RC床版防水に複合床版防水を全面採用

阪神高速 西大阪線と堺線全線をリニューアル工事

 阪神高速道路は、11月2日午前4時~12日午前6時までの間、15号堺線(高津IC~堺IC)全線13.4kmと、17号西大阪線(安治川IC~南開JCT)全線3.8kmを終日通行止めしたリニューアル工事を行った。2日午前中にその現場をマスコミに公開した。内容は舗装打替え工263,000㎡(RC床版部表基打替え180,000m2、鋼床版部表基層打替…
今後は該当箇所の点検、グラウト再充填など恒久的な対策が必要

NEXCO東日本新潟支社 北陸道万蔵川橋でP2柱頭部の鉛直PC鋼棒が破断 対策工が有効に機能し影響は軽微

 東日本高速道路新潟支社が所管する北陸自動車道の万蔵川橋(上越市柿崎区の万蔵川渡河部、橋長206.7m、PC3径間連続π型ラーメン箱桁橋)のP2付近で今年7月ごろ、柱頭部の鉛直PC鋼棒が破断する損傷が発生した。PC鋼棒は鉛直PC鋼棒突出対策工(後述)で予防保全的な補修を施しており、これが有効に作用し、舗装への影響は範…
SCBR工法を採用

NEXCO西日本 中国自動車道福崎新高架橋で大規模更新事業初の桁の全面的な取替

 西日本高速道路関西支社福崎高速道路事務所が所管する中国自動車道福崎新高架橋で、大規模更新事業初の桁の全面的な取替が行われている。同橋は橋長188.1mのRC中空床版形式を中心とした高架橋だが、国道312号を跨ぐ部分(P10~A2)は、支間長13.0m(全幅11.4m)のプレテンションPCI桁橋であり、その劣化が著しかったため…
床版防水工も5分野24の留意点に沿って施工へ

南三陸国道管内 小佐野高架橋の高耐久RC床版施工現場を視察

 細田暁横浜国立大学教授、佐藤和徳日本大学教授(元南三陸国道事務所長)、子田康弘同大学准教授らは、国土交通省東北地方整備局南三陸国道事務所が所管する小佐野高架橋(鋼4+4径間連続非合成箱桁橋、460.7m)の現場打ちRC床版の現場視察を行った。南三陸国道事務所では、凍害や塩害に対して耐久性の高い現場打ちRC床版…

連 載

-分かっていますか?何が問題なのか- ㊹高齢橋梁の性能と健全度推移について(その1)‐将来に残すべき著名橋になすべきことは‐

これでよいのか専門技術者

(一般財団法人)首都高速道路技術センター
上席研究員
髙木 千太郎 氏
はじめに 前回まで、鉄筋コンクリート道路橋に発生している変状について、要因別に分析した結果を5回に渡って私見を含め詳細に説明してきた。今回私は、新たなシリーズを始めるにあたって、連載した5回分を遡って読み返してみた。結論としては、私が取り纏めた連載の趣旨が読者の多くの方々に、正しく伝わらなかったかも…
㊱「(地元)コンサルの能力=発注者の能力」である

民間と行政、双方の間から見えるもの

富山市
建設技術統括監
植野 芳彦 氏
1.はじめに  前回は、コンサルへの能力別発注に関して書いた。内容が気に食わない方々も多いことだと思う。しかし、現実なのだ。反省の無いところに発展は無い。委託するコンサルタントの能力は、発注者の能力につながる。点検であれば点検精度。補修設計であれば、補修の良否。通常の設計業務では寿命に。計画ではその後…

『工法・材料ライブラリー』『記事』更新履歴

2018年10月23日 業界ニュース 山口県 大島大橋に大型貨物船が衝突
2018年7月30日 現場を巡る 平成30年7月豪雨 被災現場を巡る①
2018年6月6日 業界ニュース SEEE協会が年次総会を開催
2018年5月28日 業界ニュース 橋建協 安全の徹底を誓う
2018年5月25日 業界ニュース PC床版継手工法研究会 年次総会を開催